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コロナ禍で大学側も不安だらけ!?

Dec. 19, 2020 その他

新型コロナウイルスの感染拡大で、年明けの入試に対する大学の不安が高まっている。朝日新聞と河合塾の共同調査によると、感染リスクや家計の悪化を受け、志願者の減少を心配する大学が約500校と、回答した大学の約8割を占めた。集団感染は起きないか?複雑になった入試日程を無事にこなせるか?コロナ禍での入試シーズン到来に神経をとがらせている。

共同調査「ひらく、日本の大学」は9月から11月、国公私立の767大学を対象に行い、631大学が回答した。私立大では85%が志願者の減少を心配し、特に大都市圏や大規模校ほど危機感が強い傾向が出た。

大手予備校によると、感染リスクや家計の悪化などから、地方の高校生の間では、首都圏ではなく実家近くの大学を選ぶ傾向が強まっているという。東京理科大は「受験者の地元志向は昨年度より強まると予想しており、志願者の減少は避けられない」との見方を示す。

感染拡大に歯止めがかからない中「感染リスクに配慮した試験運営」を危惧する大学も回答者の80%あった。特に感染が急拡大した北海道の大学では9割を超えた。5千人規模の受験生を同一会場で受け入れる中央大は「感染リスクへの不安が大きい。安心して受験できる体制を整える必要があり、例年以上に時間を要する」と答えた。

受験生の感染に備え、大学入学共通テストに特例試験が加わるなど入試日程は複雑になっている「追試験や振替受験の実施」に不安を持つ大学は57%にのぼった。「学力試験以外で選抜すると公平性を巡って受験生から不満が出る」恐れがあり「中止は影響が大きすぎる」と政府関係者は言う。特例追試験を含め共通テストの試験日が3回に分散するため合格判定基準で公平性が保たれるのか(神戸大)との声もあった。

横浜国立大は既に教育学部を除く全学部で個別入試をしないとした。尾道市立大も「緊急事態宣言区域に置かれた場合、試験を中止する」と発表した。個別試験をしない場合の合否判定方法を決めた大学もある。金沢大は「共通テストの成績及び出願書類などによる総合的な判定を行う追選考を実施する」私立でも早稲田大などは共通テストの成績だけで合否判定を行うとしたが、まだ多くの大学は対応を決めていない。

共通テストと個別入試の両方が中止の場合の対応は不透明だ「書類選考も選択肢」という上智大のように、志望動機や高校の内申書で選抜する大学もありそうだ。全国高等学校長協会の会長(都立西高校長)は共通テストの確実な実施を求めつつ「個別入試延期の場合でも大学毎に試験日程を変えられると受験生は混乱する。国が音頭をとって全体で2週間ずらすなど一体的に対応するのが望ましい」と話す。

大学側も不安が多いでしょうが、最も影響を受けているのは人生を賭けて試験に挑む受験生の皆さんです。当塾では英語の指導のみならず米国のトップ大学院を卒業した講師が、メンターとして生徒さん1人1人にデータ分析を駆使した現役合格戦略も助言します。不安な気持ちに陥りやすい生徒さんのモチベーション向上に努め、最後の入試直前まで寄り添ってまいります!