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緊急事態宣言の国公立大2次試験への影響

Jan. 07, 2021 その他

新型コロナウイルスの感染拡大で、首都圏で緊急事態宣言が発令されるようですが、萩生田文部科学大臣は「緊急事態宣言が出ても、感染者が今以上に増えても共通テストは必ずやり切る!」と強調しました。文科省幹部も「試験本番まで残り数日、ここで中止したら逆に大パニックになる」と危機感あらわです。

共通テストも各大学の個別試験も中止になり、学力テスト以外で選抜すると公平性を巡り受験生から不満が出る恐れがあり「中止は影響が大き過ぎる」(政府関係者)。個別試験の中止は先例があり、昨年3月新型コロナ感染が広がった北海道では、北大、旭川医大をはじめ道内の各国立大が後期日程を中止、センター試験の成績だけで合否判定しました。

早々と個別試験の中止を決めた横浜国立大以外でも、共通テストのみで合否を決める場合のシミュレーションを始めた国立大があるようです。大学側としても共通テストのスコアさえ無事に出れば、筆記試験なしに合否判定する異常事態は避けられるので「何とか共通テストだけはやって!」の心境なのでしょう。

関西でも2月25日に2次試験を行う予定の大阪大は「2月上旬までに会場の対応を決めたい」としている。神戸大は例年、近畿以外の受験生が全体の約4割を占める。首都圏からの受験者には別会場を用意することも一案となるが、担当者は「緊急事態宣言の発令により移動がどの程度制限されるか?といった詳細を見極める必要がある。できるだけ早く具体的な対応を検討する」と語る。

大阪外大を統合した大阪大に次ぎ、国立大で募集定員が2番目に多い東京大は「何が何でも大学独自試験を行う」と宣言しています。足切り倍率が約3倍としても1万人近くの受験生が東京に集結するのですが、東大病院が何とか死守するのでしょうか?宮崎の県立高校は全国の高校が共通テストマラソンで追い込むこの時期に臨時休校を決めたようです。このような非常事態になるとは全く予期できませんでしたが、今年度の大学入試は当塾の戦略通り「共通テストいのち!」の展開になりそうです。