新たな大学授業料等無償化制度とは!?
この度無事に第1志望の国立大医学部医学科に合格されたご家族がご挨拶に来てくれて嬉しい奇跡の瞬間をシェアさせて頂いた。合格発表の翌日、祝日にも係わらず書留速達で合格通知と入学関連書類が送られてきたようだが、その中に政府が閣議決定したばかりの「多子世帯の大学等授業料を所得制限なく無償化する改正案」についての書類もあったという。詳しく調べてみると、多子世帯 (彼女は3人兄弟の長女さん) には非常にありがたい制度だった。
支援対象:扶養する子供が3人以上の世帯
支援金額:授業料70万円・入学金26万円(私立大学も最大同額)
申込手続き:令和7年度入学後各大学窓口で
所得制限:所得基準なし
学習に関する要件:採用後、学習意欲と成果を毎年確認
要件を満たした学校が対象とのことだが、岡山でも見かける定員割れして潰れかけとか、中国人留学生で学生数を水増しとかいう存在価値のないFラン私立大はともかく、国公立大学は全校が対象となる。上記の支援金額で国立大学(公立大学は自治体住民以外の入学金が高額)の4年間の入学金・授業料を全額カバーするので、なお一層国立大学人気が上がるのでなかろうか。東大の授業料十数万円の値上げも話題になったがブランド大学卒の生涯年収を考えれば安いものだろう。
大変ありがたいことに当塾は兄弟参加が多く、お姉さんが有名私大、お兄さんが国公立大医学科「どうだ参ったか!」と最強の末っ子さんをダメ押しで送り込んで下さるご家庭、帰国子女シスターで来て下さるご家庭も皆さん3兄弟以上なので新しい授業料無償化制度を享受できるのは喜ばしいことだ。首都圏の東大志望者の併願校として京大より難しいと言われる早慶は別として、誰でも推薦で入れる地方のFラン私大に課金するよりはインフレで家計も厳しいこのご時世、国立大学にご子弟を4年間ほぼ無料で送り出せるのはとてもありがたい制度だろう。日本の将来を担う(国立大学レベルに合格する努力を厭わない)若者を支援するような無駄のない税金の使い道は納税者として大賛成である。
講師が得意とする2次英語の1つである岡大英語を山陽新聞で朝から解いてみたが長文問題で2020年と同じテーマが出題されていた。林先生の「やるなら今でしょ」は”Don’t procrastinate.”と英訳できるであろう。岡山大前期を受験した塾生には本番10日前に2020岡山大英語を演習したばかりで「自由英作文も長文読解も上手くいきました!」とメールが届いた。このテーマは駿台青パックのリスニング第5問の演習でもやっていたので周辺知識を積み上げることの重要性が証明された形だ。YouTube動画などICTメディアを活用した授業で生徒さんの記憶に定着させるのが当塾の特長だ。
英検1級CSE2600点など検定試験C1レベルで英語1次&2次(昨年16名合格してきた医学科では500点)満点となる。わずか2年で廃止を余儀なくされた岡山大の2次英語みなし満点制度も今年が最後だ。全国から攻められる医学部医学科の受験会場では1限目の英語を免除されたC1受験生の途中入場が50名以上目視されたとのこと。岡大は今年も英語を易化させ、昨年以上に数学が難化させてC1持ちが過度に優位にならないように調整してきたようだ。岡大の過去2年の2次英語は正誤・内容一致問題が配点の多くを占め、部分点のない選択問題なのでミスると差がつくリスクの高いセットだった。来年以降は正常化するだろうが、現役時そして1浪目と人生を狂わされた受験生の皆さんへ労いの言葉もないのだろうか。医学科で異常なまでに力を入れている国際バカロレア選抜(何校でも併願可能)でも東京科学大、筑波大、横浜市立大医学科と併願したIB生に蹴られるような地方国立大が、国際性でいくら背伸びしても首都圏の大学に勝ち目はなかろう。身の丈のhumilityの意識に欠けるGDP関係者だと思うが、各大学が競って作問する個別試験を免除するとはプライドが無さ過ぎる。馬鹿げたC1優遇制度を強行し多くの受験生を混乱させた入試委員には責任を取ってもらいたい。
各予備校の参考解答も吟味したが、英語講師の実力は自由英作文でほぼ判断できる。Tさんの解答例はネイティブに書かせているのか?高校生には再現不可能な位レベル高過ぎ。ご近所のSさんの英作文は長過ぎる(ミスの確率が上がる)し、ミススペルもあったりしてレベルが低いので生徒の参考になるように毎年添削させてもらっている。