旧帝大に進学した5名の塾生の近況報告
2024年卒4期生5名の全員合格を阪大医学科に合格して完成してくれた広福女子さんが嬉しいことにお母様とご挨拶に来てくれた。駿台京都校のEX阪大医系クラス約50名のうち阪医に合格したのは彼女だけで、英語力を活かし医師国家試験で新卒・既卒共に100%合格を達成した国際医療福祉大にも正規合格されたとのこと。阪大入試では数学(ほぼ満点)、当塾で鍛えてくれた英語で点数を稼ぎ、京大より難問と講評され難化した物理・化学は上手くディフェンドできたらしい。
Hちゃん、阪大医学科入学おめでとう!入学式のあった今日の大阪城公園の満開の桜はさぞや美しかったことでしょう。
阪大対策最上位クラスで一緒だった人たちは近畿・中国地方など周辺県の国立医学科に次々と下げて合格していったそうだ「ワンランク落として確実に医学科合格を決める」戦略を実践していた。今年岡大医学科に合格してきた灘、洛星、高槻、甲陽学院、東大寺、西大和、須磨学園など2次力のあるトップ中高一貫校の受験生が2月の本番で何名落としてきたかで共テリサーチ判定と2次受験時の得点分布はテトリスのように確変している。ギリギリ合格を狙った人の運命が、圧倒的な実力を持つ人達の出願校決定に左右される戦いは運ゲーと言ってもいいだろう。
今週は彼女に加えて、我がスーパーイングリッシュ(SE)2023年卒の第3期生である岡山朝日の東大文1(法学部に進学)、京大薬学部、阪大工学部、北大文学部のFab4(fabulous =素晴らしい)4人の元塾生が揃ってわざわざ教室に来てくれた(もう1名も福島県立医大に合格し3期生5人全員合格、大安寺中教6年になった妹さんが来てくれている)。それぞれの元塾生の皆さんの大学の近況報告は、
東大法学部:
朝日高360名中トップ合格、東進の東大特進生だった彼はそのまま東進特進のチューター・模試添削のバイトをしながら、東大入学後すぐ伊藤塾の司法予備試験コースに入学して国際渉外弁護士を目指している。最後のトランプ政権の4年間は白人至上主義が蔓延するのでアメリカ留学は勧めないが、日本を代表する4大弁護士事務所からハーバード大などのロースクールに派遣留学を勝ち取って世界中から集まるエリート達と切磋琢磨して欲しいと願っている。字が雑なのが唯一の弱点だったので司法試験前に習字教室が必要かもと思っていたが、彼が受験する26年度から司法試験がパソコン(CBT)化される。運も持ってるまさにミスター岡山朝日くんだ。
京大薬学部:
地元岡大医学科合格にぴったりな共テ国語・日本史も9割取れるバランス抜群の理系受験生だったが、化学が大好き過ぎて薬学部を志望、朝日高から10年以上ぶりに京大医学科に次ぐ難関の薬学部に現役合格してくれた。朝日高将棋部で全国大会まで進んだ棋士だったが全国から強豪が集う京大将棋部はレべチで一軍で対抗戦に出られないとのこと。男ばかりのむさ苦しい京大理系学部にあって薬学部は理系最強女子が全国から集まり(朝日から今年2名現役合格)、男子が9割近い工学部の男子に羨ましがれているらしい。
阪大工学部:
科学の甲子園に岡山代表として進んだ朝日高物理部の一員で、その活動実績を武器に阪大工学部の学校推薦型入試で一次突破してもらったが惜しくも浪人。高よびの合宿生活に耐え初志貫徹してくれた。阪大キャンパスは文系学部や看護学科もあり、京大キャンパスほどは男ばかりではないようだ。今年理系最難関の阪大医学科に広福女子さんが合格してくれて当塾から2人目の阪大生が誕生した。
北大文学部:
朝日高生の半数を占める岡附中や京山中卒でなく、公立中から朝日に入学した文系の天才女子。共通テスト模試で最も重要な駿台ベネッセ共催模試で2回連続朝日校内1位、国語も2位を取ってくれるなど、英語塾であるSEのエースとして奮闘してくれた。文学部のマドンナとして俳句甲子園全国大会にも出場した彼女は伝承文化など民族学に興味があるということで大学リサーチした結果、得意の英・国・社の文系3科目で2次受験できる北大を推奨し、23年度朝日からただ1人現役合格してくれた。岡山空港から新千歳空港までのANA便が毎日1往復しているので、大雪でしばしば運休となるJR伯備線や高速バスしか交通手段がない山陰などの国立大学と比べると帰省は楽ちんらしい。
卒業生がまた会いにきてくれる塾なんて殆どないのでとても嬉しい!今年も壮絶なバトルだった国立大入試をボロボロになって終えた後、つかの間の幸せな一週間を過ごさせてもらった。7年前、岡附中や京山中の卒業式でチラシを配っても1人も来てくれなかった無名の塾が東大・京大などの旧帝大に5名、理系最難間の国公立・官立医学科に2ケタ10名の合格者を出すことができた。レジリエンスを信条とするが地道に積み上げてきた達成感を感じる。大学3回生まで成長した優秀な生徒さん達の青春の思い出の一部にこの小さな塾が少しでもなれたのなら、やってきた甲斐があったと思う。お受験英語教育を変えたい!とゼロから飛び込んだファースト・ペンギンだったが、高い志をもって頑張れる生徒さん達と出会うことができて幸運であった。
塾生第1号の生徒さんも岡附中卒の朝日男子くんでN会の特待生だったが英語だけは当塾に来てくれて21年度の第1回共通テストで香川大医学科に現役合格してくれた(その年朝日の岡山医現役合格者は1名のみ)。今年の岡山朝日高の合格実績は共通テスト導入後5年間でも神がかっていた。東大21名、京大14名、阪大33名、九大16名、北大3名、東北大・名大各2名と7つの旧帝大だけで91名もの合格者を出していた。昨年はとりわけ京大合格者が現浪3名まで落ち込むなど大不振だったので多数出た浪人生が踏ん張ったのもあるが現役生の模試の推移も過去と比べて群を抜いていた。夢かと思っていた東大・京大合格、国公立医学科2ケタ合格の目標を5期生で達成して、もう悔いを残すことはないが、高い志をもつ生徒さんが続々と集まってくれるので私も皆さんと一緒に限界突破を目指し行けるところまで寄り添いたいと思う。