岡山朝日のライバル高は?
外国語学部で言語学を勉強した人ならおわかりだと思いますが、基本的に比較とは異なるもの同じ性質を比べることです。その論理で言うと、うちの塾の生徒さんの多くが在籍している岡山朝日高を異質な私立一貫校の岡白や公立中高一貫の操山・大安寺と比べるのはフェアじゃないですね。倉敷トップの青陵高は中高一貫校化した天城にトップ層を奪われたのか?近年精彩を欠き比較になりませんし。
となると伝統、地元での評価、大学合格実績などからみて朝日とよく似たライバル公立高はお向かいの高松高校ではないでしょうか?今春の難関大学合格者数も、東大は朝日13名対高松7名、京大は朝日11名対高松15名、国医は朝日25名対高松35名とかなり拮抗しています。
また、お互いの領地に攻めぎ合っていることも要注目です。今春の岡山大医学科の高校別合格者数は、岡白10名、朝日9名、第3位は大安寺と並ぶ6名と高松が県外高トップで食い込んでいます。対して香川大医学科に朝日も4名送り込んでいます(高松は地域枠推薦独占し19名合格でNo.1)
またこの2つの高校には全国で最後に残った補習科があることも共通点です。地方の自称進学校が模試A、B判定以上の国公立大学しか出願させないような現役合格重視の安全策を取る中、「4年目も補習科で面倒見るから第一希望をあきらめるな!」というチャレンジ精神には感服します。
しかしながら、40年間の傾向対策、ノウハウがあったセンター試験が廃止され、過去問もない思考力中心のテスト形式に変わる大学入学共通テストにおいて、高校の延長である補習科がセンター時代と同じように浪人生の学力を積み上げできるのかは未知数です。文科省は対策し尽されたセンター試験を一旦リセットするために大学入試改革へと舵を切ったのですから。
当塾からも新入試で香川大医学科に攻め込む生徒さんがいるかもしれません。高松にはまだ4技能試験を教えられる英語運用力を持つ講師が居ないようなので医学科でも配点の高い英語で絶対勝ち抜いてもらいます!