勉強における達成感

岡山の各高校も2ヵ月から3ヶ月の休校となりましたが、その間も何とか通常授業をやり抜くことができました！これも電車で通う距離を頑張って自転車で来てくれた生徒さんやご理解いただけた保護者の皆様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました！英語は積み上げの科目ですので、少人数制の塾だからこそ継続できたことが少しでも生徒さん達のアドバンテージとなることを願ってやみません。

受験勉強は多くの人について苦しくてつまらないものです。ところが面白いことに難関大学出身者は、受験勉強にそれほど嫌な思い出を持っていない人が多いのです。どちらかと言えば肯定的に捉える人が少なくありません。

もちろん勉強が嫌いでないから一流大学へ合格できたという面もあるかもしれませんが、それだけではなく「目標を達成できた」という気持ちが、嫌だった受験勉強の記憶をポジティブなものに変えてしまっているのではないかと思います。

同じようなことがスポーツの世界などでも言えます。トレーニングをしている時は死ぬほどの苦しさであっても、勝利の栄光をつかむと、それさえも楽しい時間となって記憶が置き換えられます。たとえ栄光をつかむことができなくても、自分がひと回り大きくなったというような自覚を持つことができたりします。

人間は自分の仕事が「誰かのためになった」「高く評価された」と思えると、辛かった思いは忘れ、逆に楽しかった思い出に置き換えられるのです。人生において「達成感」というものは「過去の記憶」をも塗り替えてしまうほど大きなものなのです。世の中のすべての仕事には必ず何か得るものがあります。

毎週忙しい中、遠くから奉還町の小さな塾に通ってくれている生徒さんにも「自分はこれだけやったんだ！」という達成感を感じて欲しいと願っています。そのためには結果が必要です。英語など外国語習得には積み上げ期間が必要なので短期で結果は出てくれませんが、何カ月も努力を重ね、全国模試などで成績が上がったときの生徒さんの嬉しそうな笑顔。そんな幸せの瞬間を楽しい思い出としてシェアしていければいいな♪と思っています。