良い英語教師に必要な力とは?
かなりの実力をお持ちの私立高校の先生が、良い英語教師の要件を挙げられていました。「都会と地方の英語教育格差をなくす!」とスタートした当塾の理念とも合致しておりましたので紹介させていただきます。
1.英語運用力が高い
これからの時代の授業では教師が多くの情報を生徒に与える必要がある。その際いちいち事前に指導マニュアルを覚えてからでないと授業が出来ない人では限界がある。例えば、生徒の理解に応じて授業中に即興でパラフレーズ(別の表現で言い換える)するには教師自身の英語運用力が必要となる。
2.英語学について詳しい
特に東大・京大や国公立医学科など難関大学を目指す生徒を指導する際に不可欠な力である。難易度の高い入試問題をその場で解けず「持ち帰って調べてくるね」とか誤魔化す実力不足の教師は論外。できれば東京外大、上智、最低でも大阪外大(阪大外国語学部)レベルの英語学科で基本理論をたたき込まれた講師に師事すべきである。(日本語訳で文学やっていたような人もいるので英文学科卒には要注意。受験産業に関わっていながら卒業大学を公表しない講師も実力は怪しいですね)
3.生徒のモチベーションを上げる力が高い
英語はかなりの部分が家庭学習に依るところが多い教科である。自宅で音読などの基礎トレーニングをしてくれなければ、英語力が伸びることはあり得ない。この自学自習を生徒が主体的にやるようになるには、
★英語を楽しいと思わせる工夫を授業内で多く行っている
★生徒がこの先生の言うことは頑張ろうという信頼関係ができている
★生徒の努力をきちんと褒められるコミュニケーション能力がある
★教師が自分自身の英語力、指導方法に自信を持っている
などが考えられる。英検1級などの難関資格にも自ら挑戦し生徒が主体的に学習に取り組むようなロールモデルにならなければならない。
4.幅広い教養に精通している
英語の授業では必ず何かの題材について英語で学びを行っている。環境問題、地球温暖化、IT・AI技術の進歩などの入試長文で頻出テーマに教養があれば授業に広がりを持たせることができる。教師は学びを怠らず、日々教養を深めていくしかないであろう。
5.ICT等新たな手法を取り入れる柔軟性がある
ICT教育の特長は圧倒的な情報量の提供にある。これまで黒板に板書きしていたことを大型スクリーンに一気に提示させ、ビジュアルエイド(動画、写真)を利用して英語を英語のまま理解させることが可能になる。日々進歩するICT技術に挑戦を続けながら生徒に有効な手段であれば積極的に活用していくべきである。
幸いにも、上記の全ての要件プラスWithコロナの時代では貴重となる英語圏での長年に渡る生活経験をスーパーイングリッシュの講師は満たしており勇気をいただきました♪少人数制授業の質を維持するために生徒数をむやみに増やさない、利益を追い求める拡大志向の大手塾さんとは一線を画す運営方針ですが、できる限り生徒さんの役に立つ英語教師を目指し、これからも努力を怠らずに学び続けていきます!