変わる高校学習と大学入試
高校の学習が変われば大学入試も変わる。2022年から改訂される新学習指導要領では学力の3要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力」を育てるために「主体的・対話的で深い学び」を実践していく。改訂のキーワードは「探求力」と「論理力」だ。
国語は現代文が新たに「文学国語」と「論理国語」に変わることになり、外国語も英語表現から「論理・表現」という科目に変更されている。さらに理数という教科が誕生し「理数探求基礎」と「理数探求」という科目が加わる。このように高校教育では文字通り「探求」や「論理」を学ぶことになる。
今年度からセンター試験に代わり大学入学共通テストが始まるが、一般入試の他の入試の名称もAO入試は総合型選抜、推薦入試は学校推薦型選抜にそれぞれ変更になる。名称が変わるだけでなく、入試の小論文やプレゼンテーションの場などで、これまで以上に「学力の3要素」である自ら考え、表現する力が問われることになる。
また試験問題は高校で習う範囲から出されるので、学習指導要領が変われば大学の入試問題も変わる。それは探求力や論理力を試す問題が増えることを意味する。2025年1月に実施される大学入学共通テストから新学習指導要領に対応した試験になるが、従来の知識詰め込み型の受験対策だけでは通用しなくなるだろう。その結果、大学の合格実績は探求学習などを早くから取り入れている高校が頭角を現し、勢力図も変わってくると予想される。
現在高3生が受けている大学入学共通テストの英語だけ見てもセンター英語の問題より思考力が問われる問題に変わっています。例えば、センター時代のリスニングは単に読まれた英語が判別できれば得点できましたが、共通テストでは文法力、語彙力がある上に、ほぼ100%言い換えられる表現に気付くことができなければ点を取れません。
今の高3生も過去問のない共通テスト型の模試で苦戦していますが、今の中2生は全ての科目で新しい学習指導要領に基づくフルモデルチェンジした共通テストを受験しなければなりません!?スーパーイングリッシュでは日本トップの外国語学部英語学科、米国トップ10にランクされる大学院を卒業した講師が、長文読解やリスニングの演習を通じて、今後の大学入試改革に向け生徒さんの論理的思考力を鍛えていきます!