岡山大医学科の配点が大幅変更!
岡山県の受験生が地元の岡大医学科に合格するのが困難になってきている近況をお伝えしてきましたが、岡山大学が2022年度から配点の大幅変更を発表しました!
1次共通テスト:
2021年:英200・数200・理200・国200・社100=計900点(素点)
2022年:英100・数100・理100・国100・社100=計500点
2次個別試験:
2021年:英400・数400・理400=計1200点
2022年:英400・数400・理300=計1100点
1次:2次比率が43%:57%から31%:69%へと更に2次重視の配点となり、変更後は1次で何故か?社会の配点のみ据え置き、2次は理科の比重を下げ、英語・数学重視となります。中四国の医学科トップを争う広島医(33%:67%) を意識した変更でしょうか?実は岡山医は2次比率が最も低い旧六医大でした。これで金沢医70%、千葉医69%、熊本医67% 、長崎医64%、新潟医62%と全ての旧六医大が6割を超える2次重視配点で揃い踏みしました。
今度の変更で共テ高得点だけでは合格を確定しづらくなりました。2次勝負の色合いが濃くなりますが、岡大の他の理系学部と共通の標準レベル問題での2次勝負ということは、現状でも8割以上取れなければ合格に届かない2次試験の合格点がさらに上がることになります。今年から2次配点70%へ上げた金沢医は共テボーダーが下がり、2次ランクが上がりました。難解な実力テストで2次力を鍛える岡山朝日が今春1名だった岡医の現役合格者を増やせるのか注目です。
英語は1次・2次合わせての配点比率28%が31%に上がり、岡大2次英語で高く配点されていると噂される自由英作文が勝負となる上、講師の最強科目の社会での高得点が必須となり当塾の強みが更に活かされます♪
昨年も10月に塾生の朝日男子が受験した香川医が共テ配点を変更しました。長文読解の背景知識で力を入れた地理の配点が上がり、本番で97点取れたのも武器となり現役合格してくれましたが、今年は岡医が仕掛けてきました。これからも入試方法の変更が相次ぐかもしれないので本番まで息が抜けない日々が続きます。
これまでセンター強者を集めてきた岡医からの「記述ができる学生がもっと欲しい」というメッセージを感じます。県外生が3/4を占めているのに、更に旧帝医学科を目指してきた2次力のある強い受験生が志望変更し易くなりました。1次逃げ切り戦略で浪人生を合格させてきた高よびさんはどう戦略を練り直すのでしょうか?ますます最後まで合格が読めない難関医学科となりそうです。