現役合格を追求する塾の思いとは
当塾は新型コロナウイルス感染拡大の前年に新たに変革する大学入試に特化して開業し、講師1人で1日も授業に穴をあけることもなくコロナ禍の3年間を生き抜いてきた。リモート授業に切り替える塾も多かったが、英語のスキルUpには欠かせない音読を通じた速読・リスニング・自由英作文指導にはリアル塾であり続けることが必要だった。東大・京大など旧帝大、国立・官立医学科、トップ私大に現役合格してくれた第3期生までの塾生はコロナ禍の中も毎週ライブ授業に参加し夢を実現してくれた。奇しくも当塾は大学入学共通テストとコロナ禍の歴史そのものだ。
岡山の進学校をリサーチして驚いたことはトップ公立・私立高校の現役合格率の低さだ。東大を始めとする難関大学に挑戦させるが浪人率が4割近くになる学年もある。毎年公立伝統校の医学部ガイダンスには80名ほど集まるが、過去3年で国公立医学科に現役合格できたのは9名・17名・15名(志望者の2~3割程度)だ。東大へもできるだけ多くの生徒を挑戦させ「数打ちゃ当たる」的に実績を出しているが、入試では合格できないと意味がない。より戦略的に受験に挑んでもらい岡山の生徒さんの現役合格率を1%でも上げたい!というのが塾を始めた理由の一つだ。
精神論よりも合理性を重んじるZ世代の若者はコストパフォーマンスを重視するようだが、勉強におけるコスパはお金の費用というよりも、勉強に費やす時間であろう。部活も全国大会までやり切って東大・京大・国立医学科へ現役合格した文武両道の塾生もいて「一体いつ勉強しているの?」と驚くばかりだが、おそらく日々の学習を習慣化して限られた時間から生み出す効果(タイムパフォーマンス)が高い生徒さん達だったのだろう。
大学受験では生徒自身が本番の入試問題を解けなければ受からない。英語を自由自在に使える講師が入試問題を解く時にどのようにアプローチしているのか思考プロセスを手元解説し「生徒の自律学習を正しいベクトルで進めてもらう」ことが当塾のミッションだ。週1回テキストに沿った講義を聞くだけでは自分で解けるようにはならない。自己管理できる自習時間で合格に必要な勉強をすることが最も効率的なのである。
また英語指導にとどまらず、生徒さん一人ひとりの受験戦略を担うところも当塾の特長だ。戦略とは文字通り「戦いを略す」ことだ。時間が有限な生徒さんの目標達成のために優先すべきことと、後回しにすることを明確化することは大切だ。本番では制限時間内に解けなれば合格点に達しない。そのため所謂タイパがいい問題をミスせず解き集めることに注力している。また自由英作文は2次英語で最も差がつくのでアメリカ生活20年のバイリンガル講師の添削で経験値を上げてもらっている(受験英語の英訳が限界の英語講師で自由自在に英語が書ける人は少ない)。
おそらく難関大学を目指す受験生は「先の見えないトンネル」を歩いているような感覚だろう。トップ国公立大学の倍率が平均3倍として自分と同レベルの地頭で同じ位努力してきた他2名との競争に勝たなければ合格できない。また受験はメンタルが占める割合が非常に大きい。生徒のメンタル面もケアしながら一緒に現実と目標との距離を縮めてもらう、そんな塾を目指している。合格ストラテジストとして寄り添い、苦楽を共にしてきた生徒さん達が無事合格を果たした時の笑顔が見られるのが何ものにも代えがたい喜びだ。