共通テスト本番に挑む皆さんへ贈る言葉
いよいよ第4期生の皆さんの本番の時がまいりました。センター試験から大学入学共通テストに変わった2021年、中国から得体の知れない新型コロナウイルスが世界に蔓延し「大学入試はできるのか?」と不安が広がる中、横浜国大など一部の国公立大が2次試験を中止しましたが、大学入試は行われました。2022年、2023年はちょうど受験シーズンにコロナ感染者数がピークとなりましたが、それでも大学入試は決行されました。
才能と努力の交差点、全人未踏の将棋8冠を達成した藤井棋士が天才だとすれば、最後タイトルだった王座を粘ったあげく返上した永瀬棋士は努力の人でしょう。少年時代から名をはせた人達で構成される才能こそ全ての将棋界で「才能がないと自覚しながら」敢えて努力を追求する永瀬棋士は尋常でなく狂気さえ感じます。
受験の世界ではうさぎは怠けません。都会の熾烈な中学受験の勝者たちは鉄緑会で2年も先取りして全速力でゴールに向けて走っている。神童達とのレースで地方のカメのような子らが走り続けるのに寄り添う者としては切ない気持ちになります。でも、皆さんは一歩も引くことなく自分の夢を追い続けてきましたね。10代の多感な時期に安定して努力し続けられることも立派な才能です。
共通テストでの高得点獲得を目標の一つとする当塾は全国共テ模試を毎回インターセプトしてきました。思考力を測る共通テストでは未知の問題を何とか解く経験値を積まないと得点できないからです。英語を含む語学は継続しないと伸びません。模試の結果が良かった時は共に喜びを分かち合い、成果が出なかった時はすぐに切り替えて前向きなメンタルをヘルプしてきました。 応援されるご父兄も我々塾講師も子供さんの将来の可能性を高める援護射撃しかできません。最後にチャンスを活かすことができるのは生徒さん本人でしかないのです。皆さんが志望する旧帝大や医学科など難関国公立大学への合格は本当に難しい…見守る側の私も時に絶望を覚えることもありましたが、皆さんの決してあきらめない姿に勇気と希望をもらいました。
でも、明日からの本番が全てです。模試の判定も順位も過去の参考値でしかありません。理系最難関の国立医学科を目指す男子くん達、推薦を受けている君も前期一発勝負に賭ける君も本番で限界突破して優位な戦いをして下さい。新高1から3年間ずっと夜遅くに通ってくれた女子さん、怒涛の伸びを見せてくれた共通テストで最難関女子大への合格に近づいて下さい。そしてこの1年間雪辱を期して頑張ってきた既卒生の皆さん、寒い日も猛暑の日も大雨の日も毎週通い続けてくれた、みんなの志望校合格への強い執念が本番で見事に実ることを心から願っています!
The goal is to give your best, when the best is needed. If you truly want to be a winner, you have to compete like it’s your last. Let’s finish this !