国際バカロレア入試が大好きな岡山大医学科!?
岡山大学と言えば他大学と比べてセンター試験もそんなに極端に傾斜配分せず文科省にとっては真面目で言うこと聞く良い子!って感じの保守的な入試ポリシーですが、国際バカロレア(IB)入試は尖がった行動が目立つ筑波大と共に国立大学の先駆けとして導入しています。
最難関の医学科では岡山県地域枠を7名から4名に減らしてまで5名の国際バカロレア枠を開設したのですが、去年の倍率見てびっくり!志願者10名中定員1名オーバーの6名も合格しています。(広島県地域枠は定員2名なのに合格者ゼロ)私自身国際バカロレアの難易度はわかりませんが、選択科目による内部評価と世界統一試験による外部評価によりスコアが算出されるようです。英検などの民間検定試験は信頼できないとする割にバカロレアという外部試験は信頼するんだ!と驚いています。それにしても合格率高すぎません?
岡山県にはIB課程がある高校はないようです。広島県には鴎州塾が経営しているAICJ中高と同じく予備校発祥の英数学館高校にIB課程があるようですが、これらの高校はセンター試験や2次記述試験を免除してまで最難関の医学科合格を与えるレベルを担保しているのでしょうか?しかも、県北などの過疎地域で慢性的な医師不足を抱える岡山大が地域枠を減らしてまで優先しなければならないとは客観的に思えないのですが・・・何を考えているのか意味不明です。まあ2次試験の理科に1200点も配点する理科得意な子大好き!な広大など各医学科さんにはいろいろ好みがあるようですね。
去年のIB合格者6名の内5名は女子でした。IB課程を選択する学生は帰国生の女子が多いので自然とそうなるのでしょうが、9倍近くの高倍率だった岡山県地域枠も4名中3名女子だったようで、一般入試で女子が4割弱しか合格できない中、女子比率を増やす苦肉の策とも思えます。故郷の地域医療に燃え地域枠を目指す男子受験生の中には「男子差別じゃ!」とか思う人もいるかも。
岡山最難関の岡大医学科でも様々な入試方式があり、それぞれ戦略が要されます。岡大の2次試験はあまり差がつかない理系学部共通問題でセンター9割、2次記述も8割以上得点できないと合格できないほどミスが許されない医学科ですので広島のAICJに入学してIB入試を狙う方が合格確率が高いかもしれません。
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