大学入学共通テスト英語の配点比率はどうなるの!?
文部科学省の英語民間試験導入延期によって、A2などのCEFRレベルを出願要件にしていた東大、京大など主要国立大、民間英語試験を加点する予定だった筑波大などが一斉に活用見送りの判断を公表しました。
岡大など一部の地方国立大は「大学入学共通テストの英語試験の配点方針」も発表しましたが、これは受験生の合否に影響を及ぼす重要事項です。東進共通テスト模試でも帰国生らしき生徒さん達がリスニング90点台連発で大きく偏差値を伸ばし、帰国子女有利か⁉と思われていました。
前から初年度に限っては、センター英語と同じく筆記:リスニングの配点比率を4:1で維持すると発表していた筑波大学に習ったのか?中国地方でも岡山・鳥取・山口大が2020年度入試では4:1の配点を採用し帰国子女つぶし!?に舵を切りました。しかしながら、先行した筑波大学も「共通テスト第1期生の高2生の英語学習に突然のリスニング重視の配点で大きな影響を及ぼすことを避けるために2020年度入試においてはこれまで通りの配点を維持し、それ以降については引き続き検討を続ける」としています。まだまだ第2期生(高1)以降は流動的ですね。
民間試験の活用見送り発表後も、まだ広島大や四国の4国立大は英語配点については検討中です。旧帝大など難関大が配点公表するのを待っているのでしょうか?東大は2次英語で最高難度のリスニング試験を実施し、センター英語リスニングも対象外だったので関係ありませんが、それでも筆記リーディング100点を2倍して1次110点に圧縮して加点しないと配点バランスが崩れてしまいます。
当塾では生徒さんに大手の共通テスト模試を受験してもらったり、塾内で模擬試験を実施し実戦演習していますが、確かにリスニングは筆記リーディングと比べ、風邪など体調次第で得点のブレが大きく、人生を左右する100点分が当日のコンディションに左右されるというのも酷だなと思っていました。
大学側がリスニング重視を弱めた場合、共通テスト英語の勝負は「長文速読力」になります。当塾でもできるだけ得点する為に解く順番を変えるなど戦略的にアプローチしていますが、本質的な速読力を高めるには多読など生徒の自助努力と時間が必要となります。スーパーイングリッシュは変化する状況にタイムリーに対応し、生徒さんの現役合格につながる最適戦略を取っていきます!