問題の問われ方が変わると平均点ダウン!?
令和になって最初で最後のセンター試験では、新傾向の問題に戸惑う受験生も多く理系・文系とも平均点が20点前後下がる結果となった。駿台教育研究所はこう分析する「英語で図をもとにした計算問題が出たのをはじめ、各教科で複数の資料を読み解いて解答するなど新傾向の問題が数多く出題された。問い方を変えられたため解答できなかった受験生が増え、結果的に平均点が下がった。過去問至上主義で応用力を育めなかった生徒は厳しかっただろう」
同研究所は続けて「思考力を問う来年から始まる大学入学共通テストでは、さらに問い方が変わるでしょう。これまでの過去問をベースにして考える、独創性を育めない学びは通用しなくなるということです」今回は最後のセンター試験だから変わった問題が出されたわけではなく、来年から始まる共通テストを意識した出題、いわば新制度への布石と考える方が正しいだろう。
駿台と双璧の河合塾進学情報事業部長は「面白い問題が多く見られ、元々の共通テストの方向性と合っていた。題材を組み合わせたり、設問の切り口を工夫して、受験生に「考えて」答えを出させるというもの。高校時代に身につけた力を様々な形で生かす「活用力」をテストで試している感じです」と指摘している。
例年テスト対策が進み250点満点でも偏差値67位しか出ないほど易化していたセンター英語、1月の最終試験は問題傾向が若干変わったこともあり平均点が7点下がり、満点だと偏差値70近く出ました。でも共通テストの問題傾向変化はこんなもんじゃないですからね。もっと平均点は下がるでしょう。先月の高2進研共通テストデビュー戦では英語200点満点で偏差値90近くまで出たようです。センター試験よりずっと格差が拡がること必至ですね。
黒板に板書きして講師が一方向で知識をインプットする、そんな従来型の集団授業は通用しなくなるでしょう。スーパーイングリッシュでは少人数制のアウトプット演習をメインに、教養主義の授業で生徒さんの知見、思考力を高めていきます!