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共通テスト英語リーディング・リスニング配点比(最新版)

Jun. 28, 2020 大学合格戦略

当塾では各国公立大学が小出しに発表する共通テスト英語のリーディング(R)、リスニング(L)の配点をこつこつ集計しています。注目すべき動きとしては次の通り、

旭川医大がR:Lの配点1:1を発表し、北大医学科、札幌医大、弘前大と北の4医学科がリスニング重視で揃い踏みしました。これで公立高校国公立医学科合格者数No.1に君臨する札幌南がどう動くか?おそらく英語科の先生たちは必死で難化する共通テストリスニング対策に奔走するでしょうね。今春も北海道の3医学科で国医合格者51名中43名合格と地元集中戦略だったのでリスニングで競り負けるわけにはいかないでしょう。

東大・京大・名古屋大と同様、医学科でも2次試験に国語があるので女子に人気の山形大は未だ発表していないのですが、秋田大が北日本リスニング包囲網を崩す動きを見せ、医学科は4:1で発表しました!北海道・東北地区のリスニング難民の避難先となり来春は倍率が上がることが予想されます。

関東では、横浜市立大の医学科が筑波、千葉大と同様4:1と保守的な方針をとり、北陸の福井大と中部の浜松医科大が3:1、関西では後期募集定員が多く、前期不合格だった受験生の最後の砦となる奈良県立医大が3:1と京大・阪大・名大の旧帝大に合わせてきました。

九州では絶対王者の九大が大分大に続き、まさかの1:1で発表!旧帝大では北大と共にリスニング重視の方針を打ち出しました、英検など英語民間試験を積極活用する佐賀大と鹿児島大は3:1、岡山大と同じ旧六医大の熊本大、長崎大は4:1と保守的です。残りの宮崎、琉球大はまだ発表していません。

「やった!自分の志望校はリーディングの配点が高い!」とか喜んでる受験生の皆さん、キムタツ先生の灘高3の生徒さんからも共通テスト模試の時間が全く間に合わんかった(泣)という悲痛な声が上がっているようです。「普段から5文型とか構造分析しないと読めない人は、速読力が要される共通テストを全部読み切ることはできない」「センター英語リスニングで8割以下の人は共通テストでは戦死する」と今年の高3英語主任のキムタツ先生でも危機感を露わにしています。

国公立大も私立大もR:Lの配点比率がバラバラで今年は受験生が混乱することが心配されます。全国共通テスト模試を実施する大手予備校の担当者も各学科毎に英語の配点を変えてデータベースに登録しなければならなくなって大変ですね!?

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