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共テ英語リーディング・リスニング配点比(私立大編)

Oct. 04, 2020 大学合格戦略

有名私大では今春から共通テスト利用入試を本格採用する上智大が、同じくミッション系で伝統的に英語を重視する青学大・立教大と共に1:1、早稲田大も1:1とリスニング重視の方針を打ち出してきました。

有名女子大では、東京女子が1:1、日本女子が英文科で2:1、同志社女子4:1とまちまちです。関西私大の雄、同志社大は2:1、立命館は保守的な4:1ですが「RとR+Lのうち高得点の成績を利用」とちょっと複雑な加点方法です。リーディングで9割取れれば180点くれるのでR重視戦略で伸ばしてくれている当塾の生徒さんには有利ですね♪

当塾は医学部を志望する生徒さんが多いですが、皆さん「アタマ」で勝負するようで、私立医大を積極的に目指す人はいません。隣の市にあるK医大は近くて便利そうですが、私立医大は「偏差値と学費が反比例する世界」日本一入学難易度が低いK医大は、留年、国試浪人無しでも4700万円以上かかります。またコロナ禍による大学病院の経営悪化の影響などで学費を値上げする動きが出てきています。東京女子医大は1200万円の値上げで6年間4600万円と、K医大に次いで高額だった金沢医大(4050万円)を一気に抜き去りました。が、医専予備校によると「大病院のお嬢様方が集うので倍率には影響ないでしょう」とのこと。東京の昭和大も総額が500万円上がります。国立大医学科は6年総額約350万円ですから私立は10倍以上かかりますね。

調べてみると共通テスト利用入試を実施する私立医大も英語リスニングの配点が高い大学が多いようです。リーディング:リスリング比=1:1の私立医大は獨協医大、杏林大、昭和大、国際医療福祉大、藤田医大の5校、3:1配点は埼玉医大、東京医大、関西医大の3校となります。家が1軒買えるぐらい?の高額な学費を支払い、あの鬼畜のリスニングでも点取らなければ入学できないとはなかなか大変です。

また、ノートルダム清心、就実大学など意外と地元岡山の私立大が、1:1配点が多いことには驚きました。おそらく傾斜配点で評価するのが面倒なのでしょう。入学難易度が高くないので1:1配点すると合格者の共通テスト英語の平均点はドンと下がりそうですね。ちなみに加計学園問題で話題となった(安倍元首相の忖度があったかは謎のまま?)岡山理科大今治獣医学部は3:1配点でした。