共通テスト対策本がついに登場!
赤本で有名な教学社が大学共通テスト対策本を発売しました。Smart Startシリーズ全13冊で5科目11科目をカバーします。現在のところ、英語2科目、国語現代文、数学IAとセンター試験から最も変更のある4分野の先行発売です。
英語については筆記リーディーングとリスニングの2冊、お値段もベネッセのGTEC公式本やETSのTOEIC公式ブックのようなサンプル問題1~2問だけで3000円近くするぼったくり本とは違いリーズナブルな1100円。受験科目全て揃えると1万円を超えますが時間のある夏休みに一通りどのようにセンター試験が変わるのか生徒さんには見ておいて欲しいと思います。ご父兄の皆さん、他に使えそうな参考書も出てないので買ってあげて下さい。
英語の2冊をお買い上げ。早速読んでみましたが、プレテストの傾向分析、情報検索のためのリーディング手法を使ったり、文のつながりから推測したり、表現の言い換えに気をつけたり、まさにスーパーイングリッシュが今週末の河合塾、東進共通テスト模試に向けて行っている直前対策と同じような内容でした。
演習問題もスーパーイングリッシュと同様、センター過去問から共通テストと親和性の高い問題をピックアップ、直近の第2回プレテストはそのまま実戦問題という内容です。オリジナル問題がリスニング、筆記リーディング共3題ずつしかなかったのはガッカリでしたが手頃な価格なので買う価値はあると思います。
赤本の教学社と方向は同じということで講師の自信にもなりましたし、さすが長年過去問本としてシェアNo.1を誇る出版社のレベルの高さに関心しました。注目したのは岡山学芸館清秀中学校に勤務するオーストラリア人のロス・タロック先生が英文校閲していること。地元岡山の私立一貫校の教諭が関わっていたとはびっくりです。学芸館は以前金山学園という校名で全国の私立高校初の英語科を開設し語学教育に力を入れてきていました。その伝統は受け継がれているようですね。
ようやく1種類対策本が出たとはいえ、サンプル問題は2回のプレテストのみですのでまだまだ暗中模索ですね。スーパーイングリッシュでは次の目標、10/27の第2回東進全国共通テスト模試に向けてGTEC、TEAP、TOEIC、英検準1級から共通テスト対策に利用できる問題を講師が厳選、第2クールとして着実に生徒さんを仕上げていきます。センター英語より英語の多様性を意識した出題となり、いろいろ興味深い題材で指導できるので英語大好き講師は張り切っています!