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英語民間試験導入中止を求め国会に嘆願へ!

Jun. 22, 2019 英語テスト

大学入学共通テストに導入される英語の民間検定試験を巡り、英語が専門の大学教授など専門家らが、国会内で記者会見し、それぞれ今のままでは最低限の公平性が確保されておらず、受験生の間に不安が広がっているとして、当面の導入中止を訴えたようです。

会見したのは、京都工芸繊維大の羽藤由美教授や、東大の阿部公彦教授らで、検定試験利用中止の趣旨に賛同する大学関係者ら約8000人分の嘆願書を、衆参両院への提出に向けて国会議員に預けたほか、文部科学省の担当者にも中止を求める要請文を手渡しました。

共通テストの英語民間検定試験は2020年4月開始予定で、現在高2の第1期生は同年12月までに英検、GTEC、TOEICなど計8種類の試験から最大2回受験できます。羽藤教授は「ビジネス英語のTOEICや米国大学への留学試験であるTOEFLなど異なる目的の試験を1つの指標で比較できるという科学的、学術的な根拠はない。50メートル走を測った人と、握力を測った人を比べて、どちらが体力があるかを判定するようなものだ」と批判した。また、経済的に苦しい家庭や交通の便が悪い地域の受験生が不利益を受けるとの声も出たようです。

今回の英語入試改革は受験英語をより実用的な内容に変える大学入試センター試験改革と英語民間検定試験導入という2段構えでしたが、後者の検定試験導入部分があまりにも強引すぎて反発を受けているようです。やはり訳文主義の英文学科派の巻き返しは激しいものがありますね。でも多くの受験英語の先生方が祈っているようなセンター英語復活はあり得ませんので。

スーパーイングリッシュではセンター英語に代わることが確定している共通テスト英語対策にフォーカスして生徒さんの現役合格を目指します。もちろん民間検定試験の今後の動きも注視しながら適正かつタイムリーなアドバイスをさせていただきますのでご心配なく。是非ともお任せ下さい!