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大学入試で英語が重要教科である理由とは?

Jan. 06, 2024 英語テスト

最近の大学入試では塾生に志望者の多い国公立医学部医学科でも英語を重視する大学が増えている。将来医師として海外の研究論文を読み、英語で論文を書くことが要されることもあり長文読解、自由英作文は多くの医学科入試でも配点が高い。数学は本番の出題内容によって点数がブレ易いので、英語を安定させ理科でも取りこぼさないことが合否を決める。英語が得意な人は数学一点突破型の人より国家試験に強い都市伝説もあったりする。国試は真面目にコツコツ努力を続けられる人との相性がいいようだ。尚、英語を勉強する時に気をつける点は次の通り、

★早い段階から英語の基礎を固めることが大切
英語は単語・熟語・文法などの積み上げに時間がかかるので短期間で伸ばすことが難しい科目だ。長文速読もリスニングを聞くのも英作文を書くのも全て単語・熟語・文法という基本の積み上げが必要で時間がかかる。故に早い時期からコツコツやっておくと受験全体を有利に進めることができる(受験にフライングのペナルティは課されない)。

★継続的努力を怠ると落ちてしまうので毎日続けることが大事
英語が数学など他の科目にないメリットはスキマ時間が使えること。毎日10分でもスキマ時間を利用して英語の音を聞く、英文を読む習慣をつけることが大切だ。但し、怠けてしまうと落ちてしまうので、高得点で安定させるため日頃のメンテナンスを怠らないようにしてもらいたい。また、英語は口を動かさないと上達しないスキル(実技)であることが他の科目とは違う。学校や塾で数時間習ったぐらいでは使えるようにならないので、生徒自身が毎日自主トレする必要がある。

★現在の受験英語の勉強の仕方
まずは単語・文法を叩き込む。基礎がないと難関大で出題される未知の単語や概念を推測することもできない。基礎を固めた後はできるだけ多くの英文を読み・聞き、自分で解くアウトプットの量を増やしていくことが大事だ。コロナ禍での外出制限もありオンライン授業が全盛だが、特に英語は自分で解かなければ学力は付かない。映像授業を見るだけで英語が速く正確に読め、聞けるようになった人は殆ど見ない。むしろ解説を聞けば分かり易く学力が付いた気がしてしまうのが罠なのだ。鉄緑会も演習中心だが当塾でも厳選した入試や検定試験の問題を生徒に解いてもらい、英語が自由自在に使える講師の説明と自分の解答とのギャップを感じてもらう実戦演習を行う。結果はというと2年連続公立伝統校の共テ模試トップを輩出しているので、効果はあることは実証されているだろう。

プロ英語講師の間では有名だが、地方国立医学科で英語で差がつくのは意外と地味な岐阜医、富山医だったりする。岐阜医の医学科専門英語は2回目の共通テストですか?と言われる全問選択式の20ページを超える超速読型問題、富山医の長文は科学用語満載の医療系のテーマで読解と英訳のみ出題。自由英作文も国立医学科最長レベルの250語の難問セットで共テ比率56%でも英語強者は2次で逆転可能だ。富山医科薬科大が前身で難問を出す単科医大の流れを引き継いでいるのかもしれない。英語を武器にしたい人は岐阜医・富山医を検討してみてはいかがだろうか。

英語は他の語学と同じくスキルなので、毎日自分でやり続けることが大事だ。難関大という険しい山を登る受験生にとって英語は命綱となる。2次試験で得意の数学を失敗したのにも係わらず香川大医学科に現役合格した1期生が「添削で鍛えてきた自由英作文など、かなりできた感があった英語に救われました!」と感謝してくれた。入試の試験場では初見の問題を誰の助けも借りずに解けないと受からない。多種多様な問題を自分で考え正解まで辿り着くというプロセスを何度もしんどい思いをして経験していないと本番でなかなか解けるようにはならないだろう。