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2024年共テ英語追試問題が解けない!?

Apr. 06, 2024 英語テスト

毎年1月末頃に貴重な共通テスト追試問題を公表してくれていた福島県の地方新聞が今年はコロナ5類移行で受験者数が少な過ぎたのか掲載されず今年はまだ追試英語が解けていない「共テ追試の英語R、本試より難化はさすがにいじめ」とツイートされていたが、本試が終わって2週間の時間的なアドバンテージがあるため、どの科目も追試は本試より1割程度難問なのが普通だ。来年の新課程入試での出題傾向を占う共テ追試がZ会が問題集で公表する夏頃まで解けないのは残念だ。

大学入試センターが追試の問題をなかなか公開しないのは著作権の問題が絡んでいるらしい。入試問題の内容は先に表に出せないので、試験の後から使用した問題の著者と権利問題を交渉するようだ。本誌の国語の小説は共テでは範囲外の近代小説(2017年作)で読み易かった。読みにくい古い小説が出題されるのは作者が故人で著作権の問題が少ない作品を選ぶからだろうと言われている。駿台は旧課程最後の共テ国語は在庫処分だったのでは?と分析している。 どの予備校も新聞社のウェブページを経由して共通テストの本試や予想解答を公表するが、報道機関は著作権の問題がない特殊な扱いらしい。

今年の本試では分量が増えて無理ゲーと悲鳴が上がったリーディング(R)の平均点が51点台と共通テスト4年目で過去最低となった反面、似た出題傾向が続くリスニング(L)が67点台と高くなった。努力が報われたセンター試験と異なり共通テストは才能をふるいにかける。急に点数が上がることはないので、塾生には早期から塾内模試を解かせて実戦感覚を養ってもらっている。また文系の一部しか影響がなかったが、地味に政治・経済が44点台と前身のセンター試験を含め過去最低点を記録した。易化した地理Bとの差が20点に拡がったが、地歴と公民の間では得点調整が行われず政経選択の受験生にとっては物理との得点調整で救済された生物選択者以上に悲惨な事故だと言えよう。来年度から政経や倫理単独では取れず公民は全て現代社会に代わる新科目である公共とのペアに変わる。

来年の新課程入試での出題傾向を占う共テ追試が解けないのは残念だ。今年度愛媛大・宮崎大など国立医学科へ計2名、1期生の雪辱戦だったお茶の水女子大へ念願の合格者を出すことができた。いのちが削られる受験バトル、あと何年続けられるかわからないが、健康には留意してお預かりした生徒さんに最新の入試英語を教えるのはもちろんフルコミットで伴走するコーチングで現役合格をお届けしたい。最前線で寄り添う者しかわからないだろうが塾生は壮絶な戦いをしている。