色んな試験はあるけど英語は一つ!
よく保護者の方から「大学入試英語の急激な変化にどのように対応すればよいでしょうか?」と聞かれますが、当塾のメソッドで十分対応可能であると考えております。(実はセンター英語だと190点目標レベルの授業を実施しております)
文部科学省や英検など民間英語試験の主催団体、各国公立大学の方針は目まぐるしく変わっていますが、抑えておきたいのは以下の2つのポイントです。
①センター試験より実際に使える英語力を測定できる試験が求められている。
②各大学は選抜試験としての公平性を維持しようと努めている。
①の観点から見ると、語彙力があって文法知識が十分でも、英語の講義が聞き取れない、英語でレポートも書けない、ディスカッションもプレゼンテーションもできないようではこれからのグローバルな時代を生きていくのに困ります。
②の観点から見ると、経済力の差で受験環境が違ってくる民間試験や採点基準が統一されないライティング、スピーキング試験は公平性に問題が生じます。
センター試験では発音・アクセント、会話文の問題でスピーキング力を間接測定してきました。しかし、40年の歴史を経ても日本の学生の英語運用力向上への効果が出たとは言えません。パズルのような語句整序問題もライティング力を間接測定する意図でしたがお受験テクニックばかりに走ってしまい何の効果があったのか疑問です。高校生クラスでも未だ英語5文型で教えている講師もいますが、英文の量が圧倒的に増える大学入学共通テストのリーディング問題を読み切れますか?
様々な単元で構成される他教科と異なり、英語は単語とその配置のルール(文法)があるだけです。大学入試、英検等民間英語試験がどんなに多様な出題形式を持っているとしても結局のところ、必要十分な英単語を正確に配置できるかを試しているに過ぎません。文法問題、英文和訳、英作文、長文読解、リスニング、スピーキングといった分類は、他教科でいう分野のことではなく、ただの出題形式の違いです。実はセンター英語、2次記述英語、英検などは本質的には同じ英語なのです。
英語の本質を理解し、生徒さんのリスニング力、英文速読力の向上に努めているスーパーイングリッシュでは共通テスト英語のリスニング配点UPも筆記での文法問題廃止も関係ありません。共通テストであろうが民間試験であろうが英語は英語ですので。大変革の時代であるからこそ本番につながる実戦演習を続け、揺るぎない英語力をつけることが重要であると考えております。