英語民間試験導入がとうとう延期!?

とうとうこの日が来ましたね。「身の丈」発言でお騒がせの萩生田文部科学大臣がついに白旗を上げました。大学入学共通テストにおける英語民間試験導入は2024年度(現中1生受験年度)まで延期されるようです。

うちの大学入学共通テスト対策塾、何を誤解されているのか地元のTV局から「オタクの塾、英検など英語民間試験の対策をされていると思いますが、延期決定でこれから方向転換を迫られますよね。その影響についてヒヤリングしたいのですが」と取材要請が来ました!?「いえいえ、当塾は過去問もなく、民間試験よりもずっと大変な共通テストの英語試験対策塾で、英検やGTECは教材として利用しているだけなので全く問題ありませんよ」と答えたら、「そんじゃあ、結構です」って。被害者や困った人たちをヘッドラインで消費しようとするマスコミの姿勢に思わず辟易してしまいました。

元々、CEFRなんかで全く目的が異なる英語試験を一律に評価するのは無理があるし、広島大、鹿児島大など一部を除き生徒さんの得点にならない試験などやっている時間もないので、ご父兄にも「英検準2級で出願要件を済ませ、準備に時間がかかる共通テスト対策の方を重視しましょう」と申し上げてきました。ベクトルは間違っていなかったですね。むしろ余計なノイズがなくなり経験者ゼロの第1回共通テストに向け集中できるのでよかったと思います。

でも英検準1級合格など民間試験でセンター英語みなし満点方式を実施している広島大や同様の加点方式をとっている鹿児島大、佐賀大などの最難関学科である医学科志望者などは、今後どうなるかわからないので不安でしょうね。広島大医学科の前期A方式など英語と理科3科目で7割(1900/2700点)配点という、理科得意で英検準1級取ってみなし満点もらえたら英理2科目のみでほぼ合格してしまう入試なので広島学院やND女子など「広大医学科いのち！」の高校の先生方は悩ましいでしょう。

スーパーイングリッシュは英語民間試験は合否に殆ど関係しないことを最初から見抜き、受験生の運命を決する共通テストに特化しています。進研・駿台など通常模試の英語高得点者でも形式の大きく変わる共通テスト模試ではかなり苦戦しています。リスニングや速読力を上げるには本当に時間がかかります。とりわけ高1生の皆さん、受験は先手必勝ですので是非ご参加下さい！