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大学入学共通テスト見直し発表

Feb. 01, 2020 英語テスト

国語・数学IAの記述式問題導入見送り、英語民間試験の活用延期を受け、大学入試センターが大学入学共通テストの問題作成方針を発表しました「従来のセンター試験と比べて、より思考力などを重視する方針は変えない」「問題の傾向は過去2回実施されたプレテストの内容を参考にしてほしい」としています。

主な変更内容は次の通り、
①国語の試験時間は記述問題見送りのため、センター国語と同じ80分へ
②数学IAはマークシート式問題のみとなったが、70分のまま維持
駿台教育研究所は「センター数学より読み解くのに時間がかかる。見送りになった記述式部分はマークシート式に変更され、全体の分量は増えたままなので70分を維持したのはよかった」と評価する。

次に共通テストの基本理念をおさらいすると、
1.問題作成の基本的な考え方
◎高校学習指導要領をふまえ、思考力、判断力、表現力を発揮して解くことが求められる問題を重視する。
◎「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け、授業において生徒が学習する場面や社会生活や日常生活の中から課題を発見し、解決方法を構想する場面、初見の資料やデータ等を基に考察する場面など、学習の家庭を意識した問題の場面設定を重視する。
4.マーク式問題の新たな出題方式
◎マーク式問題の新たな出題方式として、いわゆる連動型、連続する複数の問いにおいて、前問の答えとその後の問いの答えを組み合わせて解答させ、正答となる組み合わせが複数ある形式を出題する場合がある。

プレテストの英語でも、確かに授業でのディベートの準備やプレゼンテーションの場面などが問題設定されていました。正答率5割を平均点の目標に設定(センター試験では6割)した上に、上記の連動型、複数正答問題が満点を阻止してくるので難度が増すことは確実です。

(6)英語
◎高校学習要領では、実際のコミュニケーションにおいて、目的や場面、状況などに応じて適切に活用できる技能を身に付けることを目標にしていることを踏まえて、4技能のうち「読むこと」「聞くこと」の中でこれらの知識が活用できるかを評価する。従って、発音・アクセント・語句整序などを単独で問う問題は作成しないこととする。
◎「リーディング」においては、様々な題材から概要や要点を把握する力や必要とする情報を読み取る力を問うことを狙いとする。
◎「リスニング」については、生徒の身近な暮らしに関わる内容について、概要や要点を把握する力や必要とする情報を聞き取る力を問うことを狙いとする。読み上げ回数については、リスニング試験の一般的な在り方を踏まえ、当面は1回読みと2回読みの両方の問題を含む構成で実施することとする。
◎リーディング(R)とリスニング(L)の配点を均等とする。

英語の出題方針については想定通りです。スーパーイングリッシュでは学校でほとんどやらない、リスニング・速読力・自由英作文の3技能に特化しています。いずれの分野も受験生は時間をかけて、しんどい思いをしないと伸ばすことができないスキルです。忍耐力が要り、時にはくじけそうになりますが、不屈の執念で生徒さん達の得点力を伸ばしていきたいと思います!