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第2回英語プレテスト(筆記)問題分析

Apr. 02, 2019 英語テスト

2018年11月実施の第2回プレテスト(筆記)の分析をしました。今回配点発表がありました。筆記(リーディング)とリスニングが何と均等配点の100点ずつ!受験生の多くが苦手なリスニングをセンター英語の20%(50/250点)から50%(100/200点)へと配点比重を上げてきました。しかも半分が「1回読み」となる難易度UPです。

★第1回プレテストとの比較
◎前回と同様、多様な題材を用いて読解力の測定に特化
◎本文と設問の語数を合わせた総語数は約5100語で第1回と同じ分量
◎CEFRのA2(英検準2級)レベルで作問された第1問~第3問が40点、B1(英検2級)レベルの第4問~第6問が60点という配点

★大問ごとの題材
第1問(情報検索)
A:ALTからの伝言メモ、B:姉妹都市の交流イベント告知記事
第2問(情報検索)
A:料理レシピサイト、B:学校で生徒が携帯電話を使用することの是非に関する文章
第3問(長文の概要把握)
A:学園祭についてのブログ、B:異文化経験に関するコラム
第4問(2つの視点から書かれた長文をグラフを使って比較)
学生の読書習慣について2人の人物がそれぞれの視点から書いた記事
第5問(物語の概要把握)
米国のジャーナリズムにおける偉人についての物語
第6問(長文の論理的な把握)
A:アジアの女性パイロット、B:米国の国立公園で起こった出来事に関する記事

センター英語は全て4択式で「消去法」を使った解法テクニックなども使えましたが、「過不足なく解答した場合のみ正解とする」問題や、「全問正解の場合のみ正解とする」問題が25/100点を占め難易度が上がりました。読む分量も2割以上増えましたのでセンター筆記より平均点は下がるでしょう。

またプレテストの国語とも共通する出題変化があります。国語も試行テストを受けた生徒さんがびっくりしたのは、小説などの文学国語がなくなり不動産契約書などの実用国語が出たことです。プレテスト英語でも物語など「文学英語」が薄くなりました。新学習指導要領で現代文が「論理国語」と「文学国語」に分けられ、どちらか1つ選択すればよくなるため多くの高校では「文学国語」を教えないのではないか?「大学入試から文学の灯を消すな!」と文学界は批判しているようです。

スーパーイングリッシュでは最新鋭のICT機器を利用したネット動画など、多様なジャンルの実用的題材の利用でマルチメディア授業を行い生徒さんを飽きさせません。分量の増える新テストに向けて「語順読み」で速読力、そして長い英文を読んでも息切れしないスタミナをつけるお手伝いをします!