共通テスト第2日程希望者はわずか7%!?
勉強が遅れた高3生の救済策になるのか?公平さを欠くのか?2つの日程で行われる大学入学共通テストを巡り様々な声が出ている。文部科学省が公表した高3生への意向調査では、第1日程の希望者が約43万人(93%)、第2日程は約3万人(7%)だった。
東大を目指す佐賀県の私立高の男子は「初めての共通テストなのでみんなが受ける第1で」と話す。同じく第1を選んだ都立高の女子は「早く共通テストを終えて2次の準備をしたいから、迷う余地なしです」と第1を選んだ理由を語る。
一方、選択に悩んだ生徒も多い。神奈川県立高の男子は当初、第2日程に丸をつけた。休校が長引き少しでも時間が欲しかった。だが担任に「第2だと2次試験までの準備期間が短くなるよ」と言われ回答は第1に変えた。長崎県の島しょ部にある高校の男子は「第2の方が試験会場が少なくなると先生に言われた。選択制にするなら、第1と同じ会場数にして」と訴える。文科省は全都道府県に会場を、北海道などでは複数の会場を設ける可能性を示唆、最大10万人の受験を想定して準備を進めている。また第2は第1日程を体調不良などで休んだ場合の追試験にもなるとのこと。
高3生へのアンケートでは「とても迷うので、一つの日程でよかった」という批判的な回答が「自分の考えで選択だきるのはありがたい」というポジティブな解答を上回った。一方、大学入試学が専門の東北大教授は「学業の遅れは学校単位で生まれているのに、受験生に選ばせるのは疑問」と首をひねる。
文科省は3万人を超す高3生が第2日程を選んだことを受け「第2を設けた意味はあった」と強調する。大学入試センターによると、第1の問題は本試験用、第2の問題は追試験用に作られている。山本入試センター理事長は難易度の差が出るとの指摘について、同じ問題作成者が並行して本試と追試の問題を作ることを挙げ「同等の問題だと考えている」と説明。第2の受験者が出題傾向を把握できるとの見方については「2週間で対策を講じることは極めて困難」と語る。
共通テスト英語に関しては「短期間で対策できない」という点で講師も同意見です。共通テスト英語で高得点を取るのに要される、長文が速読できる、リスニングが聴けるスキルを積み上げていくには長い時間が必要となります。第1日程で問題の傾向を知ったからといって2週間足らずで伸ばすことは不可能です。スーパーイングリッシュでは最低でも1年以上は時間をかけて準備することをおススメしております。