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今年は現役生と浪人生の差が縮小か?

Nov. 01, 2020 大学合格戦略

来春の大学入試はどうなるのか?新テストの実施に加えて、新型コロナウイルス感染拡大もあり、受験者心理に大きな影響を及ぼしている「入試改革とコロナ禍の中で起こっている異変」について大手新聞が特集していたので紹介したい。

駿台教育研究所は「過去に例のない事態が起きています」と言う。受験期の、特に前半においては出題範囲を一通りやり終わっている浪人生の方が通常は偏差値が高かった。しかし、今年は現役生と成績が拮抗している、または現役生の方が成績が良くなっている教科があるという。

例えば、東大文科類の志願者では、英語で現役生の偏差値が1.2ポイント浪人生を上回った。数学、国語、日本史、世界史では現役生と浪人生の差が縮小し、数学と国語ではその差は1ポイントもない。文1と文2とでは現役生と浪人生の差がほとんどないという。東大理科類でも全ての科目で差が縮小。英語では1.5ポイントも現役生の偏差値が上回っている。

背景にあるのは今回の入試から新たに実施される大学入学共通テストと新型コロナの影響だ。昨年度の受験生は新テストを避けたいあまり、志望ランクを落としてまで、浪人せずに進学した安全志向の受験生が多かった。その結果、今年は共通テストを受験する浪人生が前年比大きく減少している。また、多くの高校が新型コロナウイルス感染拡大防止で部活動や体育祭、文化祭などを自粛。結果として現役生が受験勉強に費やす時間が増えたと見られる。

河合塾教育情報部は「自粛期間中、家で自学自習してきた現役生の成果が出てきているのでしょう。今の高3生は英語民間試験が導入されるとして、英検やGTECなどの対策に力を入れてきた世代で、特に共通テストで難化したリスニングにおいて現役生の強さが際立つ」と指摘する。

昨年から当塾が「センター試験から共通テストへの難化」と共に予測してきた「現役生と浪人生の差の縮小」も大手予備校のデータから見ると現実となっているようです。特に共通テストのリスニングはセンター英語の簡単な「2回読み」問題で甘やかされてきた浪人生の皆さんにはきついでしょうね。

新入試に挑戦する熱意と英語の総合力はどこにも負けませんが、実績のない(経験者ゼロの新入試に変わり、センター時代の実績はリセットされますが)小さな受験英語塾を信頼し、参加下さった第1期生の皆さん、数十年ぶりの現役有利なチャンスの年です♪皆さんが小さい頃から目指してきた夢を是非とも実現してもらいたいと願っています。最後の最後まで一緒にベストを尽くしましょう!