TEAP試験について
講師は過去問もない共通テスト英語に向け、生徒さんにいかに効果的に授業を行うか?そのためにはどのような教材を使うべきか?毎日考えています。受験戦略の「略」とは「できるだけムダを略して入試までの時間を有効につかう」ことだと理解します。忙しい時間を割いて来てくれる生徒さんにムダなことは一切させません。
今日もどの問題を使えば有効かと考えていたところ、「おっ!使えるんじゃない」という教材を見つけちゃいました。大学時代英語の根幹を教えてもらいNewsweek奨学金という英語学科首席の賞をいただいた恩師が英検と共同開発した新型4技能テストTEAP(Test of English for Academic Purposes)は上智大学言語教育研究センター長である吉田研作先生が5年前に作られました。
現在上智大学は従来の3科目試験とは別にTEAP利用型入試を行っており、TEAPのスコアが大学指定の基準点を超えていた場合、英語の試験が免除されます。国立では筑波、千葉、私立ではMARCH各大学、早稲田、関学などが採用しています。
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を網羅しており対象は高2以上です。ところが全国12都市だけでしか受験できません。(岡山から最も近い会場は広島市)やはり本丸の英検を優先したいのでしょうね。東大を始めとする旧帝大がこぞって「英検など民間テストの点数化はしない」と文科省の英語4技能テストへの想いをシカトしたためやる気を失ったのか?大学入試改革で出願要件とされる新英検2020も未だ完成していません。
前置きが長くなりましたが、わたくしTEAPのグラフ・図表問題や長文問題が2回分しか公開されていないプレテスト問題に類似していることを発見したのです!英検やTOEICは社会人も受けるので私のようなおじさんでも大丈夫ですが、大手予備校の模試などは入れてもらえません。(再受験にしては高齢すぎる!?)うちの塾では理系・文系ツートップの高2生たちを6月同日実施の東進・河合塾の全国共通テスト模試に送り出すので問題をもらって解くのを楽しみにしています♪もちろんリスニングも筆記もいつも通り満点狙います!
経験者ゼロの入試、そんな未知の世界に挑戦するには勇気が要ります。そして変化する入試に塾も講師も変わらなければなりません。「2次対策のプリントしてればセンター試験は解ける」とか言っている学校、大手塾の現役合格率はどうでしょうか?地方国立大がセンター重視なのを見抜いた九州の北予備、四国の高予備は最難関の医学科でも凄い成果を上げています。センター試験が終われば共通テスト重視になるのです。スーパーイングリッシュは現実に向き合い、生徒さんに1点でも多く取ってもらえるよう進化を続けます!