共通テスト対策はまずリスニングから始めよ!
2020年開始の大学入学共通テスト、過去2回大学入試センターはプレテストを試行しました。英語プレテスト問題を傾向分析した東進・代ゼミなど大手予備校の英語講師が口ぐちに言ったのは、「100点に倍増するリスニング対策が重要になる」「1回読み問題が追加され2回読みのみだったセンター英語リスニングより確実に難度UPする」「センター英語で60%基準だった平均点が共通テストは50%以下に下がるかも」とリスニング対策の急務を告げる警告でした。
例えば、東大2次英語最大の関門であるリスニングは試験開始45分頃いきなり流れてきます。しかも第1問の難解な英文の大意要約、第2問の自由英作文などで脳みその疲れがピークになった頃に「これでもか!」って感じの長いリスニング英語が流されます。これが受験生の心理に大きなプレッシャーをかけます。途中のリスニングで失敗すると後半の長文読解に集中力を欠き点数を伸ばせない原因となります。
一般的な高3生はリスニングを軽くとらえがちです。筆記に重点を置きつつ秋頃からリスニング対策を始める場合が多いですが、これでは間に合いません。「リスニングは即席の勉強では絶対に身に付かない!」からです。長い時間をかけて徐々に慣れていく以外にリスニングの習得法はないのです。「ゆめたん」で有名な灘高校のキムタツ先生も「高2の1学期はリスニングのみで行く!」と共通テスト第1期生の授業はリスニング集中講義から始めるようです。
講師がショックを受けたのは2018年のセンター英語リスニングの平均点が22/50点まで落ち込んだこと。CD、ネットでこれだけリスニング教材が手に入る現代で2回読んでもらって44%しか取れないとは?東進などの映像授業も「わかったつもりでも、実際できるようになっていない」生徒さんが多いと聞きます。やはり、パッシブな勉強法では頭に突き刺さらないのかもしれませんね。
音楽CDの売上が年々減少する中、ライブコンサートは人気です。この前生徒さんとセンター英語の過去問を一緒に聴いていて、真面目に英訳授業ばかり受けてきた生徒さんは、”Don’t mention it.”を「言及しないでね」と直訳しました。”You are welcome.”と同義の言い回しでネイティブがよく会話で使うことまでは授業で習わないようです。賛成する意味の”Why not.”も知らなかったですね。地方の英語教師のほとんどが実際英語を使った経験がないので仕方ないかもしれませんが。スーパーイングリッシュではアメリカでネイティブ生活を20年以上体験した講師によるリスニングのライブ授業が強みです。毎回授業の最初に「いきなり!リスニング」やって生徒さんの苦手意識をなくしちゃいます!