「ひとり」発が花咲く時代へ
講師は国際金融マンとして活躍?していたので新聞と言えば日経に米Wall Street Journal、英Financial Timesであり、今も日経を毎朝読むようにしています。(岡山県人となったら”The Sanyo”を定期購読しなければならないと思っていますが)日経の特集「令和を歩む」に脚本家の北川悦吏子氏が投稿した記事に思わず感動しました。
「ひとり」発が花咲く時代へ、去年放映された北川氏脚本のNHKの朝ドラ「半分、青い。」ではヒロインがままならない人生を創意工夫で生き抜いていく姿を描いた。「人生のイニシアチブを自分でとる」という主人公のセリフは新たな時代に日本人が保つべき精神を表現した。大勢の人が組織で集まって何かをなし遂げることが美徳だったのはもはや過去のことではないか。「自分発」のアイデア次第で新たな物事が動いていく、個の可能性に満ちた時代が始まっている。
成長力を失った日本企業は合議制の論理が強くなり、機動力を失い個の力を活かせなくなった。組織を飛び出し、自分のアイデアを具現化しようと頑張る人が増えるのは歴史の必然だろう。苦しいかもしれないが、自分を突き詰めて考え、そこから何が出てくるかを見極めて前に進む。そうすることで人間が力を発揮できる社会になりつつある。企業も従順さよりは人財の考え方やオリジナリティーに関心を持つようになってきている。
講師が小さな英語4技能塾を開いた古いアーケード街でも、ドローンショップ、地ビール店、酵母パン専門店など多様な個がリスクをとって自分の好きな分野で社会に貢献し生きていこうとしています。日本興業銀行、山一証券など、就職活動をしていた頃、巨大な金融機関は学生の憧れの的でした。多くのエリート達をのみ込んだ組織はもはや存在しません。世の中は変わっていきます、「変化に対応」できなければ生き残れないかもしれません。「戦後最大の英語改革」と言われる2020年度大学入学共通テスト、皆さんは「まあ何とかなるさ」でそのままですか?それとも「変わるなら今でしょ!」と変えようとしますか?