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共通テスト英語追試験を解いてみて

Feb. 11, 2022 英語テスト

昨年は本試験の「第2日程」として実施されたので大手予備校が揃って問題講評をしてくれました。が、今年の追試験については大学入試センターも6月まで問題公表せず途方に暮れていましたが、執念で地方紙に掲載された問題を見つけ出しました!

いつも日本最速で講評してくれるTOEIC満点90回以上のモリテツ先生も誰もコメントしてくれないので、独断と偏見で分析させてもらいます。本試験よりやや難化していました。更にボリュームが増え、対策可能だったfact/opinion問題も出されず、大手模試で主流だった第1日程型よりも第2日程寄りにシフトし「初見殺し」でこられました。

本試を受けられた受験生の皆さんよかったですね。これだけ傾向変化し量を増やされたら本試のように平均6割超えるのは難しかったでしょう。必死に探した理由は、センター試験時代から追試験は新しい傾向の問題を試す場となることが多く、次年度以降の出題形式を占う出題だったからです。現に今年の本試も去年の第2日程寄りでした。

第1問Aは量の多いメッセージ文、第2問は試行調査型の復活、そして第5問は子供の時にTVで見た「クスコーの海底世界」で知られるフランスの海洋学者ジャック・クスコーの伝記でした。事前知識があったので解き易かったですね。第6問Aの「虚偽記憶」の論文は実験インタビューを2文照らし合わせる必要があり、第6問Bの「長さの尺度についての歴史」も複雑なグラフで時間が削られました。スタミナが切れる最後の24点が重量級で全問読み切れなかった追試受験者も多かったでしょう。

21年の英語の平均点115点から22年度は約121点と6割を超えてきたので、平均5割を目指す共通テストの趣旨からも来年度の英語は平均点を下げてくると予想します。未来を占う追試験でも問題数が47から48問に増え、4点問題も復活しており難化の匂いがします。高2共テ模試のデビュー戦でリーディング9割を連発してくれた新高3生にとっては差をつけられるチャンスだと期待しています。