大学入試改革の最前線に身を置いて
高校の先生の中には「共通テストはセンター試験のマイナーチェンジなので普段通りやっていれば大丈夫」と言っている人が多いようですが、私はそうは思いません。何もしなくても生徒が集まる高校とは違い、奉還町の小さな塾に貴重な時間を割いて通ってくれる生徒さんには責任がありますし、彼らの現役合格に向けて”dead serious”にならざるをえないのです。
残り1年半足らずで第1回大学入学共通テストが実施されますが、既に様々な変化が起こっています。英語に関することだけでも、民間検定試験からTOEICが撤退、新しい英検2020は9月から仮予約開始、共通テストのリスニングとリーディングの配点は100点:100点の均等配分に変更。それに対して筑波大は初年度限定で配点を従来通りの1:4に調整。西日本では鳥取大が英語200点の内40点分は検定試験から加点、鹿児島大学は英検準1級合格=センター英語みなし配点の基準を厳格化など。今後も各大学いろいろな動きをしてくると予想されます。
とりわけ少しのミスも許されない理系最難関の医学科入試などでは英語の得点は合否を大きく左右します。6月駿台高2全国模試の英語では107点から97点、わずか10点の間に2500名近くがしのぎを削っていました。今は変化に合わせて優先順位を考え、限られた時間配分で取捨選択する戦略が求められる時代なのです。
スーパーイングリッシュでは検定試験から撤退したTOEICの演習を後回しにしたり、長文速読の優先順位を上げたり刻々と変わる状況に合わせ最適な対策をとっています。またパッシブな講義とは違い生徒さん自身にアウトプットしてもらうアクティブ授業を通じて本番の入試英語を解けるようになってもらいます。「やったつもりでもできるようにならない」そんなインプット中心の授業はやめにして文系・理系共に配点が高く設定される英語を得点源にしてもらいます!