新しい共通テスト対策本が出ました!
夏休み前に赤本の教学社、Z会が共通テスト対策本を出してからしばらく経ちましたが、角川書店が新たに共通テスト予想問題集を出版しました。教学社は河合塾福山校に出講するローカル講師、Z会は駿台の講師が1人でリスニング、筆記リーディング2冊とも監修していましたが、角川版はリスニングが代ゼミ講師(上智外英の後輩)、筆記リーディングが河合塾講師と手分けされていました。
地方の高校や大手塾の先生方は「共通テストなんて普段通りやってれば大丈夫」と軽く考えているようですが、大手予備校の講師の分析は異なります。
リスニング難度:
センター英語よりはるかに高い。英検準1級並みのリスニング力が求められる。
出題形式:
①講義、意見など、長文を利用する大問の増加、②全問正解のみ、過不足なく解答のみ得点の満点阻止問題が追加、③後半の長文問題で1回読みの問題が追加
出題分量:
配点が100点に倍増したこともあり、大問数、設問数とも大幅に増加し、総語数も500語程度増加
筆記リーディング難度:
完答するのが難しい、全問正解のみ・過不足なく解答のみ得点の問題が追加されたため正答率が下がることを予想。分量が大幅に増えるので、かなりの速読力がないと読み切れない。
出題形式:
グラフや資料から情報を読み取り整理する問題、意見と事実を区別する問題など一問一答形式ではなく複合的な連結問題が出題
出題分量:
2018年のセンター英語が約4200語だったのに対して、2回のプレテストが5200語程度で約1000語増加
明らかにセンター試験より難化しているのです。大学入試センターの基本設計もセンター英語6割平均目標だったのが、共通テストでは5割平均目標です。東進も特にリスニングについては「対策した人としない人で大きく差がつく分野」しかも「対策を始めて得点に結びつくまで時間がかかる分野」と早期対策を奨励しています。うちの塾生の皆さんも本当に忍耐強く日々の多読多聴を積み上げています。スーパーイングリッシュは混乱の時代に、新しい大学入試に勇気を持って挑戦する生徒さんを全力でサポートしてまいります!