英語は無限の難易度って!?
TOEIC満点80回以上のカリスマ英語講師が、大手予備校の採用試験で数学は満点続出だが、英語で満点取れる人はほとんどいない。何故かというと「英語の難易度は無限に設定できるので」と言っていました。
英米の科学誌NatureやCellを原文のまま数ページにわたって長文読解問題で出題する東京医科歯科大や科学の知識がないと英語ネイティブでも解けない早稲田理工などは大手予備校でも解答が割れるような難問を出題します。この前の駿台高2全国模試の英語も200点満点で平均点62点って、正答率わずか31%ですよ。悲惨な点数取って問題捨ててた⁉生徒さんにもらって解いてみましたが、英文はそれほど難解でないのに、質問文が超難しい!まさに無限の難易度を象徴するような英語試験でした。駿台英語科の中枢を占める上智外英の先輩方が作問しているのですがムダに難し過ぎるので思わず文句を言いたくなっちゃいます。
昨年3月に塾をスタートしたとき、張り切って♪岡附中の卒業式にチラシ配りに行きましたが、そこで見たのは厳しい現実、Nセンター、O塾、Kセミナーの3大塾が幅を利かせ、私たち、その他下々の民たちは列の後ろの方で細々と配布させてもらうという序列の世界でした。あるベテラン講師には「そこ私が毎年配っている場所なんですが」とかNG出されたりして零細塾の悲哀を味わいました。
まあ下々の民でも胸を張ってやっていけるのは、受験生時代、そして現在も英語力では負けていないという自負があるからでしょう。高3でマーク模試は殆ど200点満点(何百人もいたけど一応全国1位)、駿台などの記述模試は全国最上位クラスで受験英語を極めた者が日本トップの外国語学部英語学科で学び、アメリカで20年以上生活して帰ってきたのですから。英語圏での海外経験もないお受験英語の先生方に負けるわけにはいかないですね。
大手塾の研修で教える単元だけ覚えて授業をやっている社員講師さんたちは「どんな質問にも答えられない」場合が多いですね。質問しても「ちょっと待ってね」とか教務室で類題調べないと指導できない講師では難関大学受験レベルにまともに対応できません。私の場合数万語の語彙を持ち、知らない単語でも論理的推測で意味に辿りつけますので授業中辞書を引いたこともありません。
特に東大、国立医学科など難関学科を目指す受験生は圧倒的な実力のある英語の講師に就くべきだと思います。大学受験で英語は範囲が無限のレベルが要求されます。学習範囲が決まっている中学・高校の受験とは戦う世界が全く異なることをご理解された方がよいと思います。