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共通テストの思考力問題とは?

Mar. 04, 2020 英語テスト

大学入学共通テストで出題される予定の思考力問題とは、解答に際して分析力、判断力、推測力、表現力を活用することが必要な問題と言われています。例えば情報を整理・分類する力や必要な情報を読み取る能力は「情報の内容を分析し、ある条件による分類や取捨選択を判断する力」=思考力です。この力を活用する必要がある問題、すなわち情報がいくつも複雑に関係し合い、整理・分類するのが難しいとか、必要な情報を得るのに手間取る問題は思考力問題とみなされます。

講師はこれまで作られたほぼ全ての共通テスト模試を自ら解き、徹底分析しましたが「英文の論理構造を把握し、段落や全文を要約する力」=「英文を分析し、その論理構造を判断し、明確に表現する力」であり、これも思考力です。

センター英語の半分近くを占めていた、発音・アクセント、語句整序の文法問題が廃止され、共通テストの筆記部門はリーディングのみになりましたが、段落や全文の主旨や要点として最も適切な選択肢を選ぶ問題は、文章の論理構造を自分で表現する必要はないものの、論理構造に関する自らの理解と同主旨の選択しなければならないので思考力問題となります。

思考力問題への対策としては、生徒に400語から500語程度の英文を読ませ、テーマが何であり、テーマに関する説明がどのように展開するかを要約させる。また、生徒にセンター試験や英検の長文を数多く読ませる。問題を解くのに必要な情報を得るために英文の参照箇所を特定する訓練をさせる。そして、解き終わった後、なぜこの選択肢が答えとして最適なのか、根拠を説明させるのも思考力問題攻略法として有効だと考えます。これは集団授業ではなく少人数制クラスでないとできません。

従来のお受験英語のように下線部和訳・英訳や一問一答問題をインプットするようなやり方では思考力問題に対応できません。解き方ではなく、どんな問題にも対応できる「攻め方」を様々なパターンの思考力問題を体験することにより生徒に体得してもらう。そのようなアウトプット演習を当塾では実践します。全ては生徒さんが本番で1点でも多く得点できるようになるためです!