2021年度入試に挑む受験生は四重苦!?
今年度から開始される大学入学共通テストの最終出願者数が発表されました「第2日程」を選んだ受験生は全体のわずか0.2%の789人にとどまったようです。文科省の7月調査では3%位の受験生が「第2日程」を検討していたようですから、各高校の「第2日程では国公立大学の2次試験までの準備時間がなくなる」と「第1日程」推しの指導が行き渡ったようです。特に英語は過去問が手に入っても、わずか2週間でリスニング力、長文速読力を対策することは不可能なので「第2日程」でわざわざ受けるメリットはありません。
高3生が志望する私立最難関の早稲田英語を「なかなか手強い」とパワー全開で解いていると「こんにちわ」という声が、何と、ご近所の岡山S学院の学院長さんが教室まで来られました!「浪人生向け共通テスト英語の講座をお願いしたい」との有難いオファーをいただきましたが、最新鋭のICT技術を駆使した少人数制アウトプット演習と、板書でインプット講義する集団授業という指導スタイルの違いから、丁重にお断りしました。50年以上の歴史がある予備校さんでも新しい思考力型テストにかなり苦戦されているようですね。
「今年の受験生は四重苦でかわいそう」大学関係者は口々に言う。何しろ、21年度入試は初めてづくしだ。これまでAO入試と呼ばれていた面接や小論文で合否を判断する試験が「総合型選抜」と名称を変え9月15日からスタートした。11月からは従来の推薦入試が「学校推薦型選抜」に名を変えて始まる。受験生は更に年明けの1月16・17日には、センター試験に代わり大学入学共通テストを受けることになる。
また受験シーズンが佳境に入る冬場に向けて、新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中、受験生の間に広がるのは「進学先をとにかく早く決めたい」という「超安全志向」だ。入試会場の感染予防に神経をとがらせる大学側にも、入試の早期化の流れが広がっている。入試戦線に何が起きているのか?
実は、受験生の安全志向は数年前から続いてきた。きっかけは16年から始まった文科省による入学定員管理の厳格化だ。首都圏を中心とする都市部の大学に学生が集中している状況を是正するため、各大学の入学者数が定員を超過することのないよう、定員充足率の基準を厳しくしてきた。数年の間に約25%も合格者を絞った難関私立大もあり「浪人は避けたい」という心理から中堅以下の大学に志願者が集まった。
今回から始まる共通テストを巡っては、当初、入試改革の目玉とされてきた「英語民間試験」と「記述問題」の導入が見送られるなど、国の対応が現場の混乱を招いてきた。さらに追い打ちをかけるように襲いかかったコロナ禍が、受験生や保護者の心理を極端な安全志向へと向かわせている。
ダーウィンの進化論でも「 最も強い生き物が生き残るのではなく、最も賢い生き物が生き延びるのでもない。 唯一生き残ることが出来るのは、変化に対応できる生き物である」とあります。スーパーイングリッシュでは目まぐるしく展開する国際ビジネスの世界で生き抜いてきた「変化に強い」講師が、大混乱の大学入試を英語を武器として勝ち抜いてもらうため、生徒さんに最後の最後まで寄り添ってまいります!