「経験者ゼロ」の大学入試に向けて
再来年の1月からセンター試験に代わって実施される大学入学共通テストは1979年に共通一次マーク試験が始まった時よりも大きな変化といわれています。現代社会の変化に対応した教育改革で高校も大学も変わらなければならず、そのためには両者を結ぶ大学入試を変える必要があったのです。これが「高大接続改革」であり、高校、大学も含めて「三位一体の改革」とも呼ばれる理由です。
今回の入試改革では3つの学力が問われます。従来の「知識・技能」に加えて、これを活用する「思考力・判断力・表現力」、そして自主性を発揮して多様な他者と協力する「主体性・多様性・強調性」です。大学入試センターによって2回のプレテストが試行されましたが、国語と数学IAで記述式問題が追加されました。マーク式問題でもグラフや図から情報を読み取る設問などが導入されています。(第2回目の平均点は国語90点、数IA26点と低迷)
マーク式問題の解答は正解が一つとは限らず、複数またはゼロということもあり、「消去法」のような小手先のテクニックはもはや通用しなくなりました。前の問題の解答に連動して枝分かれしていく設問もあり同じマーク式でもセンター試験より難度が上がっています。
特に英語はリスニングがセンター英語の配点50/250点(20%)から発音・アクセント・文法問題が廃止されリーディングのみに特化した筆記と均等配点の100/200点となり、「2回読み」だけだった設問も「1回読み」が導入されたことにより難度が大幅に上がりました。
このようなテスト形式の変更には従来の一方的に講義をする集団授業では対応できなくなっており、スーパーイングリッシュでは生徒さんと講師が双方向で対話しながら授業を進めていくアクティブラーニングを取り入れ毎回活きた英語を体得してもらっています!