これからの時代の受験塾・塾講師とは？

大学受験塾を始める前は「塾ってブラックボックスみたいだな？」と思っていた。塾へ子供を送り届けて授業が終わったら迎えに行って、担任の先生とほとんど話すこともなく、塾で何をやってきたのか？いまいちよくわからない。全国どこでもそんな感じの集団塾が多いと思う。

子供さんの貴重な時間やお金を費やしているにも係わらず、どんな方針で、どんな風に自分の子供の学力向上のために何をしてくれているのか具体的に知りたいと思い、当塾では毎月授業料をご入金いただいた感謝の気持ちと共に、生徒さん一人ひとりの進捗や課題についてご父兄にメールでお知らせしている。

良い講師の条件とは？難しいですね、モチベーションを上げるのが上手な講師もいるし、成績を上げるのに全振りする講師もいる。当塾ではベネッセ・駿台・河合塾などの共通テスト模試は全て迎撃している。全国のライバルと戦いリアルに努力の成果を感ずることで生徒は合格に向け更に頑張ろう！とやる気になるからだ。成績を伸ばすことでモチベーションも上げるコーチングを心掛けている。

未だ集団授業メインの塾さんは講義力をアピールするが、今や一流講師の授業がネットで気軽に見られる時代だ。大学入試では私立大で入学者の5割以上、国公立大でも2割以上が総合型・学校推薦型に変わり個別化が進んでいる。これからの時代の塾は、従来型の講義力だけでは足らず「情報力」が付加価値となるだろう。少人数教育で生徒さんそれぞれに必要且つ最適なサポートをして合格させる、変化に強い受験塾・塾講師が求められているのではないか。

英語のeducateの語源は「外に引き出す」まさに生徒の力を引き出すことが教育だろう。さらに言うと生徒が持っている力を「自ら」引き出せるようにしてあげることが大切だ。例えば、全国模試で伝統校の校内1ケタを取れたことも自らの力を引き出せた瞬間で生徒さんは自分の努力に自信を持ってくれるようになる。

人生を賭けた大学受験のサポートはしんどいが、続けられているのは生徒さんの合格の瞬間があるからだ。つらい時間を全て吹き飛ばしてくれるような偉大な瞬間を生徒さんと一緒に喜び合いたい。その瞬間を目指して今日も授業を続けている。香川大、愛媛大の医学科に合格した朝日高の卒業生が近況報告に立ち寄ってくれたが、みんな充実した大学生活を満喫しているようだ。現役合格は正義！を信念に、今年も東大など難関大学を目指す受験生に最後まで執念を持って寄り添っていく決意だ。