Never Waste This Crisis!
May. 13, 2020
その他
新型コロナウイルスの感染拡大で非常事態宣言が発令され、新学期から学校も休校。伝統校に入学したばかりの男子くん2名も楽しみにしていた部活への参加も当面延期で「高校生になった気がしない」と戸惑っている感じです。
学生たちは今回、授業や部活、塾などの習い事など日常の活動が全て断ち切られました。特に最初の大学入学共通テストに挑む高3生の皆さんは先が見えない不安を抱えていると思います。一方、真空状態のようになったことで、こんな時に自分は何ができるかを考える貴重な体験をしているとも言えます。
“Never Waste This Crisis!”(この危機を無駄にするな!)今はグローバル化や高度情報化が進む、何が起こるか予測できない”VUCA”と呼ばれる時代です。これからの世界を生きていくには、今回のように想定外のことが起きた時に、いかに自分を成長させられるかが重要になります。
スポーツで強い選手に共通しているのは、調子が悪い時でもある程度の結果を残せること。絶好調な時に好成績が出るのは当たり前。受験のような一発勝負で強い生徒を育てるためには「最悪の中のベスト」を出せる指導が大切です。自分の目標に向けて、調子の悪い日も踏ん張って繰り返し弱点を復習することで「最悪の中のベスト」は仕上がっていきます。地道で苦しい「守りの努力」が底力へと結びついていくのです。
当塾で経験者ゼロの新入試へ執念を持って挑戦している生徒さんたちには、レジリエンス(困難に適応して生き延びる力)があると信じます。この与えられた機会を最大限に活用するにはどう行動したらよいか自分の頭で考え、1月の第1回大学入学共通テストでは最大瞬間風速を吹かせ、自己ベストを更新してもらいたいと願っています。