共通テスト筆記リーディングはスピードが勝負!
某伝統校の生徒さんは学校や大手塾で大量のプリント課題を出され、ほとんどが記述試験用教材のようです。確かにその高校の東大・京大など2次重視の難関大学の合格実績は地方公立では素晴らしいものがあります。それに対して理系最難関の地方国立医学科の現役合格率が低いのはなぜでしょうか?
おそらく2次記述偏重でセンター対策が不足していることが原因だと思われます。中四国の国立医学科はトップの岡山医をはじめセンター1次配点が高いのが特徴です。「国立医学科はセンター試験で取りこぼしが許されない。2次試験の問題がハイレベルな東大・京大と異なり、地方総合大学の医学科の2次試験は他学部と同じ問題を使用していることから合格最低点が高く、センター試験の失敗を逆転できない(駿台)」岡山大の例では同じ試験を受ける医学科と歯学科の間に10%以上もの合格者得点率の差があります。医学科はバスケの試合のようにハイスコアの点の取り合いになるのでわずかなミスが合否を決めます。
センター英語と2次記述英語の大きな違い、それは1次マークテストは「スピードテスト」であるということです。全国模試の英語の結果を分析すると、後半の配点の高い長文読解問題で大きく失点しています。間違ったのではなく「時間が足りず読み切れなかった」場合が多いのです。学校、大手塾では精読、下線部和訳・英訳中心のプリント教材が多く、速読力を養うトレーニングができていません。
センター試験1%(9/900点)の間で多数の高得点者が争う医学科では英語長文の1問(5点~6点)取れるかどうかが合否を左右します。当塾の高2生は単語力・文法力は十分あるので1年先取りしたセンター過去問でも120分あれば8割以上取れると思います。しかし、80分で読み切れるだけのスピードがありません。しかも2020年度からの共通テスト筆記リーディングではセンター英語よりも大幅に分量が増えるのです。
スーパーイングリッシュでは「ぎりぎり!リーディング」で授業終了前のぎりぎりの状況で速読力をつけるトレーニングをしています。本番の入試でも最後の長文は制限時間ぎりぎりで何とか正答にだどり着かねばなりません。常にそのような状況で実戦訓練をすることによって高配点の長文を「読み切る」スピードをつけていってもらいます!