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共通テスト英語リーディング・リスニング配点比(更新)

Feb. 08, 2020 大学合格戦略

最後のセンター試験や毎週末のように実施されている全国共通テスト模試を解いて、傾向分析に夢中になっている間に、東大・九大を除く旧帝大が共通テスト英語のリーディング(R):リスニング(L)の配点比を発表していました。Oh, my God! 新しい入試への動きは予想を超えるスピードで進んでいます。

①共通テスト英語R:Lが4:1の大学
筑波、名古屋市立、奈良女子、神戸、鳥取、島根、岡山、山口など
②共通テスト英語R:Lが3:1の大学
東北、東京医科歯科、岐阜、名古屋、京都、大阪など
③共通テスト英語R:Lが1:1(テスト配点通り)の大学
北海道、札幌医科、お茶の水女子、広島、名古屋工業など
④ 共通テスト英語R:Lが2:1の大学
三重、東京都立(都市環境)

何と、東北、名古屋、京都、大阪大の旧帝4大学は、まるで口合わせしたかのようにリーディング150点:リスニング50点の3:1です「4:1が多い地方国立大学さんよりはハードルを上げました」でしょうか?センターボーダー点全国最高レベルの東京医科歯科大学と共に難関大学のプライドを感じます。

中四国の国立大学は、2トップの広島大が英語民間試験利用の共通テスト英語みなし満点制度を継続した上に「1:1」を採用し、英語4技能重視の姿勢を貫きました。広大の主体性は称賛に値します。ライバル岡山大はセンター英語と同じ「4:1」と保守的で、鳥取・島根・山口大が追随しました。広島県のリスニング難民の受験生が大勢岡山大に流れ込んできそうで怖いですが・・・

1月末時点で「リーディング:リスニング」の配点比率を明確に記している大学は66大学、国公立大学173校の4割弱しかまだ公表していません(九州、四国の国立大は現在のところ未公表)「4:1」35%「1:1」31%「3:1」15%の順となっています。 リスニングの重要度はこれまでと異なるものになりますね。

ユニークなのは「2:1」の三重大学「リーディング100点を2倍して200点満点とし、リスニング100点と合わせて300点満点としてから、2/3を掛けて200点満点に換算します」とのこと。中京圏で名古屋大に届かない受験生はリスニング重視の三重大や「3:1」の岐阜大を敬遠し「4:1 」の名古屋市大に集中しそうですね。とはいえ速読力がないと長文読解のみのリーディングは読み切れず高得点は望めません。

受験生の皆さんは自分の受験校が英語をどのように配点するのか確認して出願しましょう。リスニングの配点を下げて帰国子女つぶしには成功したかもしれませんが、難易度が上がるリスニングでやらかすとアホみたいに(by灘高キムタツ先生)目減りする結果になりますのでくれぐれもご注意を。