岡山大vs広島大のバトル!?
上位地方国立大学の金岡千広(かねおかちひろ)を構成する岡山大学と広島大学、旧六医大だった医学科は岡山大の方が新八医大の広島大より格が高いが、旧高等師範の流れをくむ文系学部は広島大の方が上と言われ、いろいろな意味で比較されます。
実はこの2大学、大学入学共通テストの英語の扱い方は大きく違います。まず、全国の国公立大学でも鹿児島大と共に英語4技能テストを積極的に活用する広島大は、センター試験に引き続き共通テストの英語においても、あれだけ公平性が批判された民間試験の英検準1級やTEAPでみなし満点を与える方針を堅持しました。その上、共通テストの英語は配点通り1:1とリスニング重視です。
対して、保守的な岡山大学は共通テスト初年度については、共通テストの筆記リーディングとリスニングの配点を4:1(160点:40点)と、リスニングの比重を落としてきました。学校であまり力を入れてリスニングを習ってこなかった共通テスト第1期生への救済策でしょうか。
これで受験者動向がどう変わるかというと、中四国で比較的リスニングに自信のある人は広島大、そうでない人は岡山大の方が有利になります。また最難関の広島大医学科絶対合格!の生徒には、迷わず英検準1級を狙わせます。難度が上がる共通テスト英語で、みなし200点満点もらえれば30点近くは差をつけられますので。今年も英検準1級持ちの志望者への警戒で国立医学部受験掲示版は盛り上がりました。共通テストリサーチの合格判定では表に出ない加点の隠し玉となり、英検準1級合格してない人には脅威となるからです。
一方、公立高校を中心にリスニング力の強化に手が回っていないという現状では、リスニングの配点が低い岡山大学に広島県の受験生がリスニング難民として押し寄せてくることも予想され、岡山の生徒さんにとっては脅威です。最難関の医歯薬学部などに広島学院、ノートルダム清心女子、広大附属などの超進学校に攻め込まれると地元勢は一層苦しい防戦を強いられそうです。
当塾では、高校での取り組みが薄いリスニング、長文速読力、2次記述英語で差がつく自由英作文に特化し、実戦問題演習を通じて攻め方を説くアウトプット型授業を行います。
新学期から「塾無し」で広大福山高に合格された女子さんに参加いただき灘高1君との岡山最強レベルの高1クラスが結成されました。難関大の入試英語は無限の範囲に展開され単元別の集団授業では学習効率が上がりません。高1から参加した新高3生は共通テスト模試デビュー戦でリーディングは9割取れるようになってくれ♪当塾のベクトルが間違っていないことが実証されていますので、どんどん先取りして参ります!