入試英語における良問とは?
筆者が尊敬する大手予備校の英語講師はベストセラー「英作文が面白いほど書ける本」の著者である駿台の竹岡先生と上智大学外国語学部英語学科の偉大な後輩である東進の安河内先生のお二人です。
竹岡先生は東大英語とセンター英語以外の入試問題はあまり評価していないと公言され筆者も同意見です。センター英語は多数の英語教育者が何年もかけて練り上げた問題で解答に議論の余地がなく明解。よく模試の問題で「どちらも正解では?」とか「これが正解なの?」みたいな英語問題に遭遇したことがないかな?模試は短時間で作成され雑な問題が混じっていることもあります。
2回実施された大学入学共通テストプレテストと似たセンター英語問題はセンター第4問のグラフ・掲示板(ウェブサイト・ポスター)問題及び第6問の論説文のみ。受験英語で対策していた前半の発音・アクセント・会話文・語句整序問題(100点分)は全て廃止されます。従って当塾ではセンター英語第6問を使って長文速読力、第4問の過去問でスキャニングによる必要な情報を読み取る力を強化します。
また地方国立大医学科の2次記述問題もITなど社会の最新動向をテーマにした論説文がトレンドになっています。2次英語に理科2科目と同じ400点も配点されている岡大理系共通問題でも2018年の長文読解2問は「Googleでいかに採用されるか?by N.Y. Times」と「日本の捨て猫撲滅キャンペーンby Japan Times」でいずれも時事英語でした。最後の自由英作文も「あなたが海外で1年過ごすとしたらどこで何をしますか?」という思考力が試される問題でした。保守的な岡大でも単なる和訳・英訳や文学英語が出題されなくなっており学校や塾でやらされるプリントが今現在どれほど有効なのか疑問に思ってしまいます。
受験生の皆さんに唯一平等に与えられたものは地頭でも学習環境でもない。それは入試日までの時間。スーパーイングリッシュでは共通テストや志望校の2次記述問題に出題される確率の高い良問を優先し、限られた時間で生徒さんが最大限の結果を出せるように合格をサポートします!