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役に立たない問題が消えていく♪

Oct. 02, 2019 英語テスト

今年度を最後に廃止されるセンター英語に代わる大学入学共通テストの英語でリスニングが筆記リーディングと均等配点(100点ずつ)になることが注目されていますが、筆記試験も大きく変わります。

センター英語筆記200点の約半分を占めていた発音・アクセント、語句整序問題が廃止され、筆記は長文読解を中心としたリーディングのみとなります。世界の各種英語試験を見渡しても発音・アクセント問題は日本のお受験英語でしか見かけない謎?の問題でした。元々スピーキング能力を間接測定する目的で作られたようですが、この数十年間、TOEFLなどの平均得点を見ても日本の学生の英語力は上がっていないので効果なかったのでしょうね。

また会話文などの語句整序問題もなくなります。あんなパズルみたいな問題で学生の英会話能力が向上すると考えていた学者さん達の英語運用能力を疑いたくなりますが、実用的な英語力の養成には役に立たない悪問ですので無くなってもらって本当に良かったと思います♪(ちなみに英検ではいち早く廃止され英作文などに置き換わっています)この流れから行くと、高校入試やその他の英語試験からもどんどん消えていくことが予想されます。

書店に行くと本棚いっぱいに発音・アクセント問題や文法問題のテクニック本が溢れています。地方の塾でも有名講師の参考書をなぞって小手先のテクニックの伝授に躍起になっています。役に立たないお受験英語の無益さに失望していた私は英語講師にはなろうと思いませんでした。

戦後最大の大学入試改革で「入試から英語教育を変える」方向となったとき「水を得た魚」のようにやる気になりました。新共通テスト英語でも「読む・聴く」しかテストしないとはいえ、いよいよ大学入試でも実用的に使える英語能力を測る方向となりました。受験英語&実用英語を極めた講師が最も実力を発揮できる時代が来ましたので生徒さんの現役合格に向けて全力でサポートさせていただきたいと思います!