Super English
大学入学共通テスト対策塾

News & Blog お知らせ・ブログ

今後の大学英語入試について

Jan. 03, 2020 英語テスト

2020年度開始の大学入学共通テストでの英語民間試験の活用見送りを受け、英語4技能を大学入試でどう測るかが議論になっている。日本経済新聞が有力大学の学長にアンケートをとったところ、3割超が民間試験ではなく大学入学センターが作成する4技能試験に一本化するよう求めた。民間試験への一本化に賛成する学長はわずか1割だけだった。

2020年度から23年度の共通テストの英語は、大学入試センターが作る「読む・聞く」の2技能試験と民間4技能試験を併存させ、24年度から民間試験に一本化するのが当初の文部科学省が策定した案だった。アンケートで24年度からの共通テストはどのような形式が望ましいか尋ねたところ、「センターが4技能試験を作って一本化」を選んだ大学が36%で最も多かった。次に多かったのは民間試験とセンターによる2技能試験を併存させる方法で17%だった。民間試験の一本化に賛成した大学は10%のみに留まり、民間に全て委ねることへの警戒が浮かんだ。

一方で「4技能が公平公正に評価される仕組みであれば実施全体にはこだわらない」「4技能評価の実現可能性の点からは民間試験利用が次善の策だ」との意見も。「話す・書く」力を試す問題を作成して評価する難しさを直視し、民間試験の活用を受け容れる大学も少なくないようだ。文科省は年内に有識者らによる検討会を発足。今後1年をかけ、24年度に導入する新たな英語入試の制度などを議論する方針とのこと。

なるほど、有力大学の学長さんも英語4技能の必要性は認めているようですね。これだけ民間英語試験導入に賛否が分かれる中、英検準1級などB2レベルで共通テストみなし満点方式を死守した広島、鹿児島大学の主体性と勇気に敬意を表したいと思います。民間英語試験の公平性に異議を唱える人と自主的に採用している大学とは一度意見交換してもらいたいと思います。全てのものごとには功罪がありますので。

駿台教育研究所によると「思考力を試すという意味では、国立大学も知識やテクニックだけでは解けない問題を取り入れてきたため、方向性は変わらないだろう。複数の資料を提示するため問題の分量が増え、全体的により読解力が必要になるだろう」とのこと。スーパーイングリッシュは英語入試の流れを迅速にキャッチし、アクティブ学習に取り入れていきます。最新のマルチメディア授業を是非ご体験下さい!