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共通テスト英語配点への高校教師の声

Feb. 16, 2020 英語テスト

河合塾は全国の高校の先生を対象に共通テスト英語のリーディングとリスニングの配点比率に関するアンケート調査を行った。

リーディング(R)とリスニング(L)の配点比率について、どのくらいが望ましいか4つの選択肢から回答してもらった結果は高い順に、
①4:1(=センター試験)が52%
②3:1(=ほぼ試験時間の比率)が30%
③1:1(=共通テストの素点)が15%
④その他の比率が望ましいが3%

回答は「4:1」が半数以上を占めた。その理由としては、
「指導に費やす時間から考えて、リスニング比重を増やす必要はない」
「学術的な観点からすると、読めて書ける方が重要度が高いのでは」
「リーディング力はやはり重視して欲しい」など、新しい配点「1:1」がリーディング軽視につながることを危惧する声が多かった。
また「リスニング重視は英会話教室に通える人が有利になり、経済格差が大きくなりそう」など、不公平感の拡大を不安視する声もあった。

「3:1」をよいとする回答も3割にのぼった。その理由としては、
「配点を上げるのは賛成だが、R&L均等配点への変化は大きすぎる」
「試験時間の比率に合わせた方がいい」など、急激な配点の変化に対する不安の声や「リスニング重視に反対はしないが、試験時間と配点との比率の差に納得がいかない」とする意見が聞かれた。その上で、
「授業の中でRとLの対策を均等の時間をかけて行うのは困難」など「1:1」と「4:1」の中庸として「3:1」を選択する回答が多かった。

なお、各大学からの早期の英語配点公表を望む声は、支持する比率に関係なく寄せられた。現時点で判明しているのは全国公立大学の4割弱であり、半数以上が未発表となっている。英語の授業に大きな影響を与える事項でもあり、残り6割の大学の早期の公表が望まれるところである。

なるほど、現場の先生方は大学以上に保守的ですね。灘高のキムタク先生なんかは「1:1」で高校の英語教育がやっと変わる!と大歓迎なのですが、何となく「自分がリスニング教える自信がないから困る」みたいな逃げの気持ちが回答に透けて見えます。「読めて書ける方が重要度が高いのでは」とか言ったって、うちの塾に来てくれている岡山の公立伝統高、私立トップ高の皆さん、英文速読も自由英作文もほとんど教えてもらっていないのですが・・・

要は講師の実力があればR:Lの配点がどうなろうと関係ないと思います。スーパーイングリッシュでは圧倒的な英語力を持つ講師が各生徒さんの志望大学に合わせて最適な戦略で導いていきますのでご安心下さい。