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共通テストリスニングが更に難化!?

Jul. 29, 2020 英語テスト

大学入試センターが大学入学共通テストの最新の実施要項を公表しました。センター英語より難しくなるリスニングに関しては第2回目の試行調査で大問6問中「2回読み」「1回読み」が3問ずつだったのが、何と!「2回読み」2問「1回読み」4問と2/3が「1回読み」になるようです。配点に置き換えると2回読みが52点から36点へ16点も減らされます。これまで実施されてきた大手模試で2回読みが過半数ある現状でも皆さん苦戦しているのに大学入試センターは容赦なく英語の難易度を上げてきました。

実は日本の大学入試に出題される「2回読み」のリスニング試験は世界的にみるとかなり特殊なものです。大学入試センターは「騒音とか、ICレコーダの不具合とか起こったときでも2回読まれていればセーフなので」とかいう意味不明?な言い訳をしていましたが・・・

でも、 実生活でネイティブの外国人は英語を2回リピートしてくれますか? アメリカの大学に留学する際に要求されるTOEFL、民間英語試験の英検、GTEC、TEAP、ビジネス英語試験のTOEICなどは全て1回読みです。お隣の中国や韓国の大学入試でもリスニングは1回読みだと聞いています。日本の大学入試だけ英語リスニング試験もガラパゴス化していたということです。

うちの塾生も各種模試のリスニングでは苦戦しています(毎回200点満点取れる私の期待度が高すぎるのかもしれませんが!?)特に前半の2回読み問題と最後の長い対話問題。あまりにも取りこぼしが多いので先日「緊急事態宣言」を全員に発令しました「自分の興味があるジャンルの生の英語をスキ間時間を捻出し毎日耳に入れること!」リスニング力は1日やらなければ落ちてしまいます。

英語が公用語のシンガポールなどの学生より、日本の学生の英語力が低いのはアウトプットの少なさが原因です。英語を使わなくても生活できるので、自分が意識して練習しないと伸びないのは当然ですね。毎週の授業で英検や模試の予想問題を使いリスニングの攻め方は伝授してますが、生徒さん自身が毎日の自学自習で伸ばすしかありません。

当塾の生徒さんは地方国立医学科などリーディング(R):リスニング(L)比率が4:1の大学を目指す人が多いので速読を最優先し、最近の模試ではRで9割以上取れる人が複数名出てきていますが、Lで取れればもっと差をつけることができます。本番まであと半年を切りましたが、リスニングはとにかく最後まで続けるしかありません!本番で自己ベストを取ってもらうようにアタックし続けます!